PCSHSパトゥムタニーは，タイ全土に12校あるプリンセス・チュラポーン・サイエンス・ハイスクールの一校で，全寮制の王立寄宿学校です。生徒達は，超難関の試験をクリアし，奨学金を受けて学んでいます。何と今日はその入試の日であり，受験生と保護者を合わせて1,200人の人々が学校を訪れていました。そんな忙しい日程にも関わらず，我々のことも手厚くもてなしてくれるこのホスピタリティには本当に脱帽です。

  今日の午前中は引き続き実験室で，各研究グループの実験・データ収集に勤しみました。積極的に会話している様子から急に英語（まさかタイ語）が得意になったのかと思いきや，身振り手振り，スマホの翻訳機能，そして笑顔（タイは微笑みの国）を駆使して意思疎通を図っていました。課題研究という一つの目的を通じて，まさに言語を超えた協働が芽生えています。明日からは英語もドンドン使ってみましょうね。

  午後からはゲームをプログラミングするUNITYというソフトを使い，パソコン上で遊べるゲーム製作をしました。ルールの設定から画面の構図まで，3~4時間をかけて工夫を凝らす中で，プログラムがどのように実際の操作と結果に反映されるのか，情報科学の基礎を学びました。自分で作ったゲームの難しさに皆大笑いです。そして，この時間で1から20までタイ語で言えるようになったかな？

  ※おまけ

  UNITY活動の裏で，慶祥の福田先生はパトゥムタニーの生徒たちに有機化学の授業をしていました。タイの教科書の中身は日本のそれよりもかなり深く，先生も勉強になりました。皆とても一生懸命聞いてくれて，大変でしたが楽しかったです。来月の札幌での受入プログラムの際には，パトゥムタニーのChutharat先生と一緒に授業しますので，お楽しみに。