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2019/02/14

2018年度 重点枠SSH インドネシア海外研修【3日目】

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2月13日
“Veteran”Jogyakarta国立大学~震源地~仮設住宅

  本日はBMDから車で30分ほどの場所に位置する,“Veteran”Jogyakarta国立大学を訪れ,地学の先生方からの講義を受けました。ジョグジャカルタは教育と文化の街で,日本の京都のようなところです。その中でもこちらの“Veteran”Jogyakarta国立大学は屈指の学校で,その教授陣からの丁寧なレクチャーとグループ研究の指導を受けることができ,大変贅沢な時間となりました。

  

  今回の共同研究では,以下の4つのグループに分かれています。

  Group A: Agriculture and Soil Fertility

  Group B: Design and Model of Mud Flow

  Group C: Stone Mapping

  Group D: Earthquake resistance house and material

  日本の生徒たちは,これらのタイトルをどのように日本語にするのでしょうか。ぜひ後日のレポートでご覧ください。

  午後には,2006年の大地震の震源地を訪れ,地形を見ながら地震発生のメカニズムや土地への影響を学びました。インドネシアと日本は,火山・地震の多さという共通点があり,様々な研究のモチベーションも深く共感できるものでした。

  

  続いてジョグジャカルタ仮設住宅を訪れ,ドーム型の仮設の家屋が立ち並ぶ地域を歩いて見学しました。2006年の大地震の後,家を失った人々のために提供された約80のドーム型の建物は,ヨーロッパの建築家によって考案された耐震性の高いものではありますが,居住環境としては快適とは言えないものでした。日本でも,被災して仮設住宅での生活を余儀なくされている人々がいることに思いを馳せつつ,地震と共に暮らすインドネシアの人々の生活について真摯に学ぶことができました。

  明日は一日をかけてグループごとの研究活動に注力します。地震と火山というダイナミックなテーマから,各グループで工夫した切り口で学びを深めてほしいと思います。