JBコースの「アジア学」講座において，立命館アジア太平洋大学（APU）公認サークルの一つ，学生NGO団体PRENGO（注）のメンバーが本校に来校し，特別授業を実施しました。本講座はアジアをフィールドとし，政治・経済・社会問題を学ぶものです。とりわけタイをフィールドとする開発問題を後期に学習するため，前期にタイで教育開発を実践しているPRENGOのメンバーによる授業を実施することは有意義なものとなりました。

授業内容
(1)　APU紹介：
PRENGOメンバーのAPU国際学生（タイ人）2名による英語・日本語でのプレゼン。生徒たちは母国語以外で紹介する国際学生の姿に驚いていました。

(2)　グループワーク「開発とは何か」：
各グループにPRENGOメンバーが1名入り，PRENGOが実際に活動をしているタイのMahad地域の概要を読み，どのような開発が出来るのかを考えました。アジア学でこれまで学んできた国家単位での開発や国際経済の知識，昨年度の海外研修での経験を活かし，さらにはメンバーのサポートにより，様々なアイデアが出ました。

(3)　PRENGO活動紹介：
実際に2015年3月にMahad地域で行った活動内容を教えてもらい，活動にいたるまでの長いミーティングの様子や，PRENGOの活動方針に生徒たちからは感嘆の声が多くあがりました。

　この授業を通して，「現地の人自身の参加が必要」や「教育が子どもの可能性を拡げる」など，開発にとって大切なことを深く理解することができました。

（注）PRENGOは2003年4月，児童の教育支援をおこなう国際NGOとして，立命館アジア太平洋大学に創設された学生団体です。