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2016/05/18

「日本地球惑星科学連合(JpGU)2016年大会」で慶祥生が発表します

 「日本地球惑星科学連合(JpGU)2016年大会」が5月22日から24日まで幕張メッセで開催されます。この大会に慶祥から高校2年生2名が参加します。今回は,一般研究者と肩を並べて発表を行う一般セッションへの参加で,高校生はわずか11人のみの登壇となります。
 今回参加する2人の研究内容は,北大GSCでの共同研究です。
 小林ゆいさんの発表タイトルは「低コストの吹雪による視程障害判定気象装置の開発」です。彼女は,北海道で暮らし,毎年冬になるとホワイトアウトによる事故のニュースを聞いては,自分に何かできないと考えていました。そこで今回,自分で観測装置を作り,データ観測をして,吹雪の観測や予防をするシステムを発表します。「現在もシステムはありますが,低コストで実用できればその分台数が増やせ,暮らしの安全安心につながります。」と小林さんの力強い言葉です。
 もう一人はテレングト雛子さんによる「衛星リモートセンシングによるトナカイの移動経路の解明」です。トナカイの狩猟を経験と勘によって移動経路を探知し行ってきた遊牧民の方が,移動経路が変化したことにより,猟ができず困っているという話を聞き,衛星を使い何かできないか,を考えました。衛星監視システムの画像を使い面積から頭数を割り出し,群れでの移動経路を観測する,という発表です。「大きな学会に出られることは,楽しみでもあり多少の緊張もあります。科学研究にかかわれるのが嬉しいです。」とテレングトさんの言葉です。
 「慶祥は外部の活動に対して,参加を積極的に促し協力をしてくれます。そのため、今回も参加しやすかったです。」この言葉に表されているように慶祥は,一人ひとりがやりたいことを見つけ,取り組むのを,環境を整え応援をしています。学会での活躍が楽しみです。

参照大会HP
http://www.jpgu.org/meeting_2016/eventlist.html
日本地球惑星科学連合(JpGU)は,地球惑星科学を構成するすべてとその関連分野をカバーする研究者・技術者 ・教育関係者・科学コミュニケータと関心を持つ学生・市民からなる学術団体で,世界第3位の規模を誇る国際学会です。

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