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SGH

2016/08/24

SGH 観光開発・稚内研修

 高校3年立命館コースは, 「大学0年生」として位置づけられており, 大学で行う授業と同じような形式を取り入れた多様な学校設置科目を設定し, 生徒達はいち早く, 「大学における学び」を経験しています。

 LAコースの「観光開発講座」では, JTB北海道と連携し, 現代社会において一産業として確立した「観光業」に焦点をあて, 「地域と観光の連関性」をテーマに, 観光とまちづくり, 観光プランニングなどの学びを深めてゆくと同時に, 地域の特色を総合的に捉え, 観光業を軸にした新たな地域の可能性を発見し, 我々独自の視点で観光プランニングをしてゆくことを目標としています。
 今回我々は, 8月19日(金)~8月21日(日)の2泊3日にわたり, 観光開発フィールドワークを行いました。テーマを「ボーダーツーリズム(国境観光)」とし, フィールドをテーマに大きく関連する稚内市に設定し, 「地域調査の手法」を実際に現場に立ち, 学んできました。

 1日目は稚内市役所に表敬訪問をし, 工藤 広市長と対談, その後サハリン課の中川 善博主査よりボーダーツーリズム基礎論について,お話を頂きました。その後は地域観光を支える中心的存在である稚内観光協会にお邪魔し, 実際にボーダーツーリズムを商品化している北斗観光の米田 正博氏, 元稚内市役所勤務で現在はフォトグラファーとしてサハリンの魅力を発信し続ける, 斉藤 マサヨシ氏のお二方から, サハリンに関する魅力・情報や, 観光を「商品」として作り上げてゆくことのポイントなどのお話を頂きました。
 2日目・3日目は途中稚内観光協会の瀬川 耕市氏に案内をしていただき, 稚内市における観光資源調査・地域調査を行いました。「どのような場所に人は魅力を感じ, 訪れるのか」, 「観光地として, 設備・アクセス, PR等はどうか」, 実際に観光プランニングをしてゆく視点に立って, 調査を進めました。生徒達は「道の駅」, 「海の駅(稚内副港市場)」にてヒヤリング調査を実施し, 実際に経営を担当していらっしゃる方, 店舗の方, 観光客の皆さんなどの「生の声」をキャッチし, 「今後どうしてゆくべきか」, 自ら情報収集をし, 考えました。

 9月末には, SGH海外研修・連携としては日本初となる, ロシア・サハリン州に我々は赴き, サハリンにおける観光を学ぶとともに, 現地調査を実施します。ボーダーの「内」と「外」を同時に見て考えるということ。ボーダーツーリズムの本質に我々は注目し, 実践をし, 今後も学んでゆきます。
 今回我々の地域調査に協力してくださった稚内市役所建設産業部サハリン課課長, 土門 伸一様をはじめとする関係者の皆様, 稚内市の皆様, どうもありがとうございました。

SGH 観光開発・稚内研修


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