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2016/11/04

高大連携講座 SGH アジア学・高大連携講座第2弾

JBコースの「アジア学」講座は,立命館アジア太平洋大学(APU)との高大連携講座です。

 今年度第2弾の連携講座は,APUアジア太平洋学部(APS)の笹川先生です。笹川先生の研究領域は「東南アジアの地域研究」であり,主な対象地域はカンボジアであり,文化面からのアプローチを採られています。今回の高大連携講座では,地域研究の一つの手法を取り入れた授業をしていただきました。

◎授業内容

・10/14(金)3・4時間目
 カンボジアの祝日(全18種類)を「政治・歴史」と「宗教・文化」に分け,祝日となった経緯を見ることでカンボジア及び諸外国との関係性が見えてくることを,丁寧に説明していただきました。とりわけ文化面の部分で,「遺跡発掘・修復作業は,政治的な関係性が出る現場となりやすい」という先生の実体験に基づいた話は,“文化財と政治”はなかなかつながりが想像しにくいため,興味深く聞いていました。
 生徒たちへの課題は,今回の講義のように,割り当てられた国(ベトナム/タイ/マレーシア)の祝日を,テーマ(政治・歴史/宗教・文化)に基づいて調べ,そこから何か見えてくるのかを発表するというものでした。
・10/28(金)3・4時間目
 本時は生徒たちによる発表です。生徒を6グループに分け,10分間のプレゼンを行いました。今回はパワーポイントだけでなく,レジュメも生徒たちは作成しました。  「祝日」からその国の政治・歴史・宗教・文化など多くを学べることを生徒たちは認識し,地域研究の手法の一つを学ぶことができました。

◎生徒の感想

「今回の発表を行うにあたり,何故キリスト教がベトナムに入ってきたのかを調べて,関係性を調べるだけで,沢山の背景を学ぶことができました。植民地化政策により様々な思想が入ってきて,またそれらに対立が起きているところを深く学べました。」
「他国の祝日に関しては今までまったく興味がなかったが,講義を受けて調べてみると,日本と同じような祝日があり,色々な国との結びつきがあって興味を持つ事ができた。先生の様に様々な国へ実際に行き,目で見ることが一番その国を知ることができると感じた。」