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2019/05/21

競技かるた部 北海道高校生選手権大会団体戦優勝、全国大会出場決定!「7月の勝利の歌を歌おう、近江神宮で。」

5月19日、札幌市の東本願寺会館北海道教務所青少年研修センターで北海道高等学校対抗競技かるた選手権大会が行なわれました。札幌大谷・札幌北・北海学園札幌・立命館慶祥の4校が総当たりで争う今大会の優勝校が、滋賀県の近江神宮で7月20日に開催される第41回全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会への出場権を獲得します。本校は2017年まで4年連続優勝していたのですが昨年は札幌大谷に敗れて準優勝でした。「小原先輩最後の年、先輩と一緒に近江神宮へ行こう」を合言葉に、部員は一年間鍛錬を積んできました。

 初戦の札幌北、2回戦の札幌大谷に連勝し、同じく2連勝した北海学園札幌との3回戦が事実上の決勝戦となりました。5人対5人で争われる団体戦、岡田が20枚差、小原が10枚差と大差をつけて早々に勝利しますが、残り3組がいずれも劣勢を強いられて苦しい展開のままジリジリと時間が過ぎていきました。そんな状況をひっくり返したのが宮下です。会場中に響き渡る声で「慶祥絶対勝つぞ!」と檄を飛ばし、自分が一枚取るごとに雄叫びをあげる。そんな宮下の迫力に気圧されたのか北海学園札幌の選手がお手つきをして、流れがガラリと変わりました。終了間際に宮下が太ももをつって競技がストップするアクシデントをはさみながら、優勝が決まる慶祥3勝目をあげたのはやっぱり宮下。通常のかけ声の「慶祥3勝!」の代わりに「慶祥優勝!」を叫んだ宮下はそのまま畳に突っ伏し、嬉し涙を流し続けたのでした。

優勝 立命館慶祥高等学校(2年ぶり5度目)

 大会は高校生の大会ではありますが、本校は中学生部員が大会運営と記録補助で大活躍、最終戦前には中高全員で円陣を組んで気合を入れました。中1が23名も入部して活動場所の確保に四苦八苦する中、高校生が大会直前の自分たちの練習時間を削って新入部員に優しく指導する姿も印象に残っています。中高合計49名の部員全員が心をひとつにして戦い、北海道王者の座を奪還しました。

 本校は過去4度の全国大会でいずれも一回戦で敗退しています。創部以来の悲願である全国大会団体戦一勝、そして個人戦全員入賞を目標に鍛錬を続ける競技かるた部の今後の活躍にご期待ください。

 今度こそ、近江神宮で嬉し涙を流そう。

 みんなで7月の勝利の歌を歌おう、近江神宮で。

主将 小原 愛美 3年
副将 宮下 隼知 2年
3将 岡田 奈々 2年
4将 山本 エミナ 2年
5将 天地 陽菜乃 2年
6将 渡部 幸音 1年
7将 吉田 有希奈 1年
8将 本間 悠太 1年

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部活動の詳細 高校競技かるた部