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2019/08/02

競技かるた部 全国高等学校総合文化祭予選リーグ1勝!「小原愛美の輝きを、忘れない」

7月30日(火)から8月1日(木)、佐賀県のSAGAサンライズパーク総合体育館にて全国高等学校総合文化祭(2019さが総文)小倉百人一首かるた部門が開催されました。各都道府県対抗の団体戦によって繰り広げられる今大会で、本校競技かるた部の4名が北海道選抜チームの一員として出場しました。

主将 小原愛美 2段(3年)、副将  宮下隼知 2段(2年)、5将  渡部幸音 初段(1年)、8将 吉田有希奈 初段(1年)

北海道は過去2度選抜チームを総文祭へ派遣していずれも予選リーグで敗退しています。史上初のベスト16進出を目指して鍛錬を積んできました。3年で部長の小原は今大会を最後に引退します。

予選リーグ1回戦 VS千葉県 2勝3敗で負け、予選リーグ2回戦 VS岩手県 4勝1敗で勝ち、予選リーグ3回戦 VS長野県 1勝4敗で負け

4チーム総当りで争う予選リーグで北海道は1勝2敗。3位で予選リーグ敗退となりました。

青春のすべてをかけて競技かるたに取り組んできた小原は高校生活最後の公式戦が総文祭の大舞台。1回戦では千葉県副将の3段選手を相手に11枚差で圧勝、2回戦でも岩手県の副将を相手に競り勝ちました。自分の競技に集中するだけでなく、周りの戦況を観察しながら「ナイス!」「落ち着いて!」「次の1枚、北海道全員でとるよ!」と声をかけて盛り上げるなど、北海道選抜の主将としてチームをまとめて勝利を目指す姿が印象的でした。目標として掲げてきたベスト16進出はならなかったものの、強豪千葉県の主将・副将を破り、東北・北海道大会3位決定戦で敗れた岩手県にリベンジをはたし、3回戦では次期部長の宮下(身長185cm)が長野県のA級選手に逆転勝利するなど、自分たちの力は出しきれた大会だったと思います。 出場選手の段位を単純に足し算すれば北海道は予選リーグ中最下位ですが、岩手県を破り、他の2県とも接戦を演じることができました。苦しいときも笑顔で前向きに競技に取り組む主将・小原が札幌大谷高校との合同チームをうまくまとめ上げた成果と言えるでしょう。競技かるた部創部以前、まだ正式な同好会ですらなかった時期から競技かるたに取り組み、和歌を愛し、仲間を信じて戦い続けてきた小原の旅が、ひとまず終わります。  宮城県鹽竈神社での東北・北海道大会、滋賀県近江神宮での全国選手権大会、そしてさが総文。それぞれの大会で実感した課題、得た自信、そして流した涙を胸に刻み、競技かるた部は前に進みます。そして・・・ 小原愛美の輝きを、忘れない。

部活動の詳細 高校競技かるた部