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お知らせ

2019/08/26

高校陸上競技部 全国高校総体女子200m優勝他入賞3、沖縄で立命館旋風を巻き起こす

8月4日から8月8日に沖縄県タピック県総ひやごんスタジアムおいて令和元年度南九州高校総体が開催されました。

本校から北海道大会を勝ち上がった23名の選手が参加しました。

 大会は台風の影響で強風、突然のスコールなど大変なコンディションの中での戦いでしたが、北海道代表として持てる力をすべて出して闘いました。
 今年度のテーマは沖縄の地で立命館旋風を巻き起こす、そして令和元年初の高校総体は『R』の高校総体にするでした。
 結果は2年生の石堂陽奈が女子200m優勝、タイムは23秒67の福島千里選手が樹立した北海道高校新記録を更新し、日本高校歴代4位、今期200m日本ランキング1位の記録を樹立。また、100mでは日本高校歴代4位の11秒56を出し素晴らしい走りを見せましたが、惜しくも2位でした。男子は110mHに出場したボンドレオ将が7位に入賞し全国大会初入賞を果たしました。そして、男子の1600mRでは本校初の5位入賞を果たすことができました。過去最高の4種目入賞、個人初優勝、女子総合8位に入賞する素晴らしい結果を残すことができました。

 しかし、すべてが良い結果とはいえない大会でもありました。

 上位入賞が狙えたが、直前の怪我により出場できず悔しい思いをした選手、天候によりベストパフォーマンスができなかった選手など悔しい思いをした選手もいました。

 そのような状況の中でチームはまとまり、普段以上の力を発揮することができたと思います。

 初日に行われたリレーの予選では、走順を変更し怪我をした選手の代わりに1年生がアンカーを走り、トップでバトンを受け取り最後まで逃げ切り、1位でゴールするミラクルを起こしました。1年生ががむしゃらに走り逃げ切った姿に、他校の先生方から、「感動した」とたくさんのお声掛けをいただきました。
 翌日の準決勝では、力及ばず敗れてはしまいましたが、その思いはマイルリレーに引き継がれました。

『もうマイルしかない。』チームが一つになりました。

 ランキングは20位前後と普通に考えると厳しい状況でしたが、個人競技の悔しさ、怪我をした選手の思い、チームの思いが全て走りに乗り移りました。

 準決勝はとても厳しい組で、ランキングトップの相洋高校、2位の洛南高校と同じ組。1走の長野が体は万全な状態ではない中、他のチームを引き離し1位で水口にバトンをつなぎ、水口はキャプテンとして全部員の気持ちを込めた走りで洛南高校と接戦を演じ、3走の桑島にバトンをつなぎました。桑島は今大会が初めての高校総体出場でした。普通なら緊張してうまく走れないことが多い状況でありましたが、3年間の思いをここにぶつけ素晴らしい走りで、2位でアンカーの井澤にバトンをつなぎました。各校のエースが並ぶアンカーの中、2年生の井澤は先輩方のつないでくれたバトンを必ず決勝につなげる思いで必死に走り、洛南高校に離されず相洋高校の追い上げを振り切り2位でゴールすることができました。ついにマイルで決勝進出を決めることができました。その時誰もが感動し、今大会で辛い思いをした選手、チームの思いが報われた瞬間でした。

 決勝は疲労が残る中ではありましたが、ボロボロになりながら5位に入ることができました。

 昨年はリレーで創部初優勝を果たし、今年は個人初優勝、4つの入賞と、沖縄で立命館旋風を巻き起こせたと思います。

 今大会においても、多くの皆様のご支援・ご声援があり大きな力となりました。現地に応援に駆けつけてくれたOB・OGの皆さん、全国各地から応援メッセージをくれた皆様。教職員の皆様。そして、いつもそばで支えてくださるご家族の皆様、本当にありがとうございました。いつか恩返しができるように、精一杯努力していきたいと思います。

 これからもご支援・ご声援宜しくお願い致します。

陸上競技部顧問 日裏徹也

詳しくは高校陸上競技部のHPをご覧ください。