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2018/03/02

慶祥法廷 2017

 今回のゲストは,卒業生の石塚弁護士と武田弁護士のお二人,本校SPコースから京都大学へ進学し司法試験を突破し現在司法修習生の中井先輩,さらに立命館コース司法講座を受講中の高校3年生7名と担当教員の及川貴先生です。
慶祥法廷は,裁判官の発声から始まりました。裁判官・検察・弁護人・証人Aは生徒が,被告人と証人Bは教員が演じました。白熱した演技に会場全体が引き込まれていました。

 法廷後,各クラスで有罪か無罪かを討議しました。事前に石塚弁護士より,どこに着目するのか,この討議には被告の自由がかかっているのだという重要な論点補足がありました。各クラスでは有罪無罪の判断基準は何かを発表し,有罪無罪を決定しました。どちらかに決めなくてはならない裁判の性質を体験し,混沌とした気持ちになった生徒も多かったようです。
 その後,全体の場で各クラス代表から討議内容の発表があり,被告人は無罪の判定となりました。
 続いて本日のゲストからコメントがありました。「司法講座」を受講している高3生,武田弁護士,中井司法修習生から,各クラスでの討議方法や進め方についてお褒めの言葉をいただきました。石塚弁護士からは,生徒が出した無罪の判断基準以外の着眼点についてのお話がありました。
 質疑応答では,時間が足りないくらいにたくさんの生徒が挙手をし,会終了後も質問をしたい生徒が弁護士の先生を囲んでいました。生徒からは,慶祥の先輩なので親しみがわきます,という声が挙がっていました。

 石塚弁護士,武田弁護士,中井司法修習生,高校3年生の皆さん,ありがとうございました。