学校生活

高校

国際教育

SSH

2019/10/02

重点枠SSH 中国レポート5~7日目

あっという間にプログラムは佳境に差し掛かりました。最後の二日間は北京市内および郊外に出かけ、中国科学技術館研修や文化交流プログラムの一環として、世界文化遺産について研修しました。

<生徒感想その1>

 中国に到着してから初めて北京の街並みをバスから眺めたり、歩いたりしました。予想を遥かに超えた都市にはどんな人も受け入れるほどの開放感を感じました。

一日中お世話になった中国人のガイドの方が流暢な日本語で面白くこれから行く場所についてお話されていたので楽しく中国の歴史や文化、様々な雑学も学ぶことができました。
 北京動物園では、無心で笹を頬張る可愛らしいパンダを、ガラス越しではありますが握手できるほどの近さで見ることができました。

そして中国といえばパンダ、という通説がよく理解できました。中国科学技術館にはワクワクする体験型装置が数多くあり、日本語表示が無くても興味深い体験をすることができました。
 日が沈み、街並み が昼以上に輝き始めた頃に北京オリンピックの会場となった北京国家体育場、通称「鳥巣」の周りを散策しました。

ずっと夜でいいのにと思う程の幻想的な様にまたもや感動しました。(もちろんいつ訪れても感銘を受けるでしょうが!)
 今日は心が何度も揺さぶられる経験が沢山あった1日だったなと思います。早速今回のプロジェクトで出会った中国人メンバーとSNSで話した他愛のない会話や今日一日中の観光は今後の研究の活力に繋がると感じました。

研究に対する気持ちは今後さらに引き締めて、今自分にできることは何か考えていきたいと思います。

<生徒感想その2>

 北方民族が茶を奪うのを阻止するために万里の長城を作ったと聞きましたが、それはどこかインドから茶を貰うためになっていたイギリスとどこか繋がるところがあると思いました。

なぜそんなに茶を欲するのかとても不思議に思いました。頤和園はとにかく大きい。大きいのに装飾が細かく自分が思い描いていたような中国の様子がありました。

日本に帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちの板挟みにあってます。
 国際共同課題研究という企画のメインプログラムであるこの海外研修は、両国の生徒間での共同活動が主軸になります。しかし、海外の学校との間で安定したプロジェクト、指導体制をつくることは大変難しいことなのです。

北航附中の生徒達は、学校の授業の制約上、極めてタイトなスケジュールでそれをこなしてくれました。時間のない中のディスカッション、そしてプレゼン準備中、生徒たちの様子はさながら論文提出前の大学生のようです。

各グループとも、言語の壁を乗り越えて一つの方向に目線が揃ったように思います。北航附中の生徒たちも先生たちも、今後協働してさらなるブラッシュアップを図ろうと意思を共有しました。

1月の日本での受入プログラムまでの間、積極的に連絡を取り合い、自校だけではできない共同研究の醍醐味を味わってほしいと思います。