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2017/08/23

高校陸上競技部 全国高校総体で初のメダル3人の快挙!


7月29日~8月2日まで山形県天童市にあるNDソフトスタジアム山形において平成29年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会兼秩父宮賜杯第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会が開催されました。
北海道大会で勝ち上がった21名の選手が活躍しました

 今年度も大会前日の総合開会式に北海道を代表して4名の選手を参加させていただきました。主将である田邊ジョーが,北海道選手団の代表である旗手に任命され, 47都道府県の先頭を切って堂々と入場しました。旗手の任は本校3年連続です。

 今年の高校総体は,例年の高校総体の気候とは違い,気温が30度に満たない日が続き,非常に過ごしやすい気候の中で競技を行うことができました。
 今年度も高校総体で結果を残すことを目標に1年間苦しいトレーニングを行ってきました。今大会では,このトレーニングを乗り越え頑張ってきた成果が見事に発揮されました。昨年過去最多の入賞数を出しましたが,今年はその結果を上回る,銀メダル1つ,銅メダルを2つ獲得することができました。
 女子100mで銀メダルを獲得した2年生の臼井文音は,昨年1年生ながら高校総体6位に入賞しましたが,秋のシーズンは記録の伸び悩みに苦しみ辛い思いをしました。その思いを胸に秘めて,日々の練習に打ち込み今年見事に結果を出すことができました。準決勝はトップ通過,決勝は95mまでトップを走っていただけに非常に悔しい思いが残る結果でしたが,来年の高校総体チャンピオンに向け新たな目標ができ,日々努力し,まずは秋の大会でリベンジしたいと思います。
 女子走幅跳で銅メダルを獲得した2年生の吉田梨緒は,昨年春の大会で足首に大きな怪我を負ってしまい苦しい思いをした1年でした。その苦しみや悔しさを糧に冬季練習に打ち込み,見事に昨年のリベンジを果たしました。春先から全ての大会で優勝し安定した力を発揮し,今大会では追い風参考ながら北海道高校記録を更新する6m06を跳ぶことができました。秋の大会では公認記録で北海道高校記録を更新したいと思います。
 そして今大会1番のミラクルは400mHで銅メダルを獲得した主将である田邊ジョーです。田邊は春先から調子が良く北海道大会まで順調に向かえていましたが,全国入賞候補であった8種競技の最初の種目100mで怪我をしてしまい,残念ながら棄権することになりました。気持ちを400mHに切り替え,痛い足を引きずりながらも全国の切符を勝ち取りました。ランキング31位で向かえた高校総体は,主将らしく攻めの走りで予選,準決勝と勝ち進み,決勝では見事に3位に入賞することができました。その走りは,今までの辛かった思いの全てをこの高校総体にぶつけ,結果を残した主将の姿は他の部員の気持ちも高め,チームを一丸とさせる素晴らしいものでした。
嬉しい結果もたくさんありましたが,悔しい結果もたくさんありました。全ての選手が全国大会で輝けるように,これからのトレーニングや学校生活に向かいたいと思います。
 今回このような結果が残せたのは,日頃からたくさんの方々の支えがあっての結果だと深く感じます。常に感謝の気持ちを忘れず,恩返しできる「走り」「跳び」「投げ」をしていきたいと思います。来年,三重県で開催される高校総体のスタートは切っています。今年以上の結果を残せるように日々努力していきたいと思います。
たくさんのご声援ありがとうございました。

(陸上競技部顧問 日裏徹也)