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2018/01/09

運動系クラブ生徒対象の「応急手当&普通救命講習」を実施しました

 運動に関わる事故や急病は,いつ,どこで起こるかわかりません。そのようなときは,その場に居合わせた人のいち早く正しい応急手当が,傷病者の救命やその後のケガの治り具合に大きな影響を与えます。そこで,日常的に運動に関わる運動系クラブの代表生徒に,正しい応急手当の知識と技術を身につけさせたいということから,12月21日,22日の2回に分けて,「応急手当&普通救命講習」を実施し,合計61名の中学生・高校生が参加しました。
 2日間ともに,養護教諭から日常的に起こりやすいケガに対する「応急手当講習」と,江別市消防本部の方を講師に招いてAEDを使用する心肺蘇生法を中心とした「普通救命講習」を行いました。「普通救命講習」では,最初のうちは手順の書かれた紙を見ながら心肺蘇生法を行っている生徒たちも,練習を重ねるうちにスムーズに行えるようになり,特に保健の授業で習ったことがある高校生や,過去にこの講習を受けたことがある生徒は完璧に実施できるようになっており,1人だけではなく2人で行う方法にも上手に取り組んでいました。約3時間半という長時間の講習でしたが,参加した生徒達は最後まで真剣に取り組んでいました。終了後には,江別市消防本部の方から救命技能を有することを認定しますということで,「市民救護士講習修了証」が全員に手渡されました。

<生徒の感想>
・心肺蘇生法は,人の生死に関わることだから怖かったが,自分だけでも行動することによって,人の命が助かる,と考えたら講習を受けて良かったと思う。もし今日の講習で得たことを使う日が来たら,やれることはやりたいし,勇気を持って行動することができたら,受講した意味があると思う。(中学女子)
・もし倒れている人がいたときにただ見ているだけでなく,人命救助ができるようになったので,そういうときには率先して行動していきたい。(中学男子)
・心肺蘇生法は,実際やるとなったらすごく怖くなってしまうと思いますが,江別でも心肺停止で106人が搬送されて7人しか助かっていないという話を聞いて,自分が動くことで人の命が助かるなら,少しでも行動したいと思いました。(高校女子)
・何度か救命関係の授業は受けたが,実際練習するのは初めてなので少し不安だったが覚えればできると思う。市民間に救命活動が普及し,突発的な病気で命を落とす人が減れば良いなと思った。(高校女子)
・実際に歩いていて道端で人が倒れたときに今日のようなことができる自信はない。だけど,正しい知識を知ることができ,やれることはわかっているので,見て見ぬふりをしたり,人任せにはしないようにしていきたい。(高校女子)
・特に人工呼吸が難しかった。自分がもし倒れている人を発見したときに,しっかりとした方法で助けられるように,もっと技術を身につけたい。(高校女子)
・自分のまわりにいる友達や家族がいつ倒れても恐がらず,助けられるような人物になれたと思う。(高校男子)
・怪我のない部活を作り上げることが重要だし,部活中の怪我をしない,予防する意識が重要だと思いました。(高校男子)

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