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2019/12/12

立命館慶祥生が選ぶ今年の漢字、発表!

 2019年の振り返りと、ニュース等の報道を通じて社会に興味を持ってほしいという狙いで「今年の世相を表す漢字一文字を考えよう」という取り組みを国語科の授業で実践し、12月10日に「立命館慶祥生が選ぶ今年の漢字」の発表会を開催しました。

 
 中学美術部員が企画運営と司会を務めた10日の発表会では、本家・漢検協会が清水寺で森清範貫主の揮毫で発表することにならい、本校中学3年 海老根憲伸くんの揮毫により発表しました。海老根くんは「全国書画展覧会」筆都大賞、「曹洞宗青少年書道展」大本山總持寺監院賞、「全国書き初め展覧会」日本書き初め大賞、「成田山全国競書大会」成田山賞、「全国少年新春書道展」特選などの受賞を誇る、本校随一の書道家です。


 美術部員の司会進行により、「慶祥生が選ぶ今年の漢字」は第5位から順番に発表されました。なお、第2位の漢字を揮毫して発表したのは中学美術部3年 藤井彩恵さんです。


・第5位は「結」

 理由としては、「芸能人や国会議員の結婚が相次いだ」「G7が集結」などです。

・第4位は「薬」

  理由としては、「有名人が麻薬で逮捕」などです。

・第3位は「新」

  理由としては、「新元号」「新天皇」「新税率」「新婚が増えた」などです。

・第2位は「嵐」

  理由としては、「アイドルグループ嵐2020年活動休止」「嵐の二宮さんが結婚」「度重なる台風による被害」「不祥事の嵐」などです。


 そして会場となった美術室からあふれるほど集まった生徒・教職員・保護者が注目するなか、海老根くんの揮毫により発表された「2019年立命館慶祥生が選ぶ今年の漢字」は「令」です。 理由としては、「今年は令和元年だから」「元号が令和になり、天皇即位や、大切なことがたくさん起こった」「生きている間に一度あるかないかという元号改正」「新しい元号令和は記念すべき言葉になった」「様々なものが令和バージョンとなった」などです。


 本校国語科の取り組み「今年の漢字を考えよう」は、単なる「今年の漢字予想」ではありません。一年の様々なニュースを振り返り、その一つひとつが社会に与えたインパクトを漢字一文字に集約しようと真剣に考え抜いた生徒たちは、身の回りの漢字に対してより親しみを感じていることでしょう。


 発表会を見事に取り仕切った中学美術部員、そして見事な筆づかいを披露した海老根くんと藤井さんの活躍に沸いた一日でした。本校国語科の今後の取り組みにもご注目ください。