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2018/07/19

弁論研究部 部員の活躍 第72回全国高等学校弁論大会 準優勝ほか

 5月3日憲法記念日, 愛知県名古屋市, 東海学園大講堂にて開催されました, 内閣総理大臣賞文部科学大臣賞椎尾弁匡記念杯第72回全国高等学校弁論大会において, 弁論研究部高校3年部長の岸本 万尋さんが準優勝し, 愛知県知事賞・愛知県議会議長賞の2つの賞を受賞しました。
 厳しい原稿審査を通過し, 北は北海道, 西は佐賀県から今大会には15校が出場し, 12番目の登壇でした。演題は「消えぬ確かな灯火を」と題し, 「子どもの教育格差は将来の所得格差まで発展するものであり, この負の連鎖を「学校外教育」という場で断ち切りたい」という主張を掲げ, 「見えない貧困」について論じました。結果は準優勝。優勝した弁士と岸本さんの間で行われた質疑応答は大会全体の雰囲気を変え, 弁士と聴衆の一体感を生み出してくれました。審査も大変厳しく, 発声や姿勢など基本的な点に加え, 「弁論の本質を突いているか」が常に見られる大会ですが, 岸本さんの弁論は審査員の先生方から, 「よく日頃から練習していることが分かる弁論である。」との評価を頂きました。

 また, 岸本さんは7月7日に, 日本青年会議所主催, 第49次北方領土現地視察大会に招待され, 全国から根室の地に集った未来の日本のリーダーたち, 青年会議所のメンバーの皆様を前に, 北方領土に対する若者の主張ということで, 前年度「第32回北方領土を考える高校生弁論大会」で最優秀賞・外務大臣賞を受賞した際の弁論, 「ともに拓き, 広げる輪」を披露させていただきました。かつて弁士佐藤 花(第30回北方領土を考える高校生弁論大会最優秀賞)を招待していたいただいた時, 後学のため同行していた岸本さんを覚えていてくださった青年会議所メンバーの方は, その成長ぶりを大きく評価して下さいました。

(この夏, 岸本さんは8月6日の北海道原爆死没者追悼集会にて「平和の誓い」を, また8月24日には北方領土返還要求北海道・東北国民大会にて「返還アピール」を行う予定です。)

 今年は高1新入部員が6名入り, 高校生は総勢14名, 中学部員とともに賑やかに活動をしております。部員個々の関心事は異なりますが, 「平和と民主主義」の教学理念のもと, 爽やかに平和を語り, 発信を続けてまいります。これからも弁論研究部の応援, どうぞ宜しくお願い申し上げます。

弁論研究部顧問 内山 閣人