NEWS

お知らせ

2019/12/19

JENESYS2019タイ7日目

JENESYS2019タイ研修 レポート一覧

1日目2日目3日目4日目5日目
6日目7日目8日目最終日

    

7日目は日系企業2社の方々にお話をお伺いし、「海外で働くということ」について考えました。

今年の春から働き始めた社会人一年目のお二方のお話からは、人と人との出会いやつながりを大切にすることや 興味を持ったことにはどんどんチャレンジをしていくことの大切さを学びました。


午後は約10万人が生活をしているバンコク最大のスラムである「クロントイスラム」を訪問させていただきました。

現在のクロントイスラムの場所は2度の立ち退きを経た3つ目の場所です。 このスラムの中にある「ドゥアン・プラティープ財団」を設立したプラティープ・ウンソンタム・秦先生は、 このクロントイスラムで生まれました。6歳の時に物売りをはじめ、近所の子どもたちを自分の家の一室に 集め、勉強を教えました。

子どもたちの親は文房具大として1日1バーツをプラティープ先生に払ったことから この取り組みは「1日1バーツ学校」と呼ばれました。この学校が規模を大きくし、財団の設立へとつながっていきました。 今回は創立者のプラティープ先生ご本人からスラムのお話を聞くことができました。

また、幼稚園の子どもたちとの交流と、街の中を案内していただき、歩かせていただきました。 細い道やトタン屋根、落ちているゴミの多さや独特のにおいなど、生徒にとっては驚くことや衝撃を受けることが沢山ありました。

プラティープ先生のお話の中に、「教育こそ生活をよくする力になる」という言葉がありました。教育を受けることができない「学びの貧困」の問題はタイなどの発展途上国だけではなく、日本にもあります。一つひとつの課題について、「日本ではどうなんだろう?」と考えることで、世界の課題が自分事になっていきます。

「世界に通用する18歳」に一歩近づいた、学びの多い一日でした。
明日はいよいよ最終日、成果報告会です。 事前学習での課題意識と現地での視察を踏まえ、帰国後にどのような行動をするのか、 チーム一丸となって考えてきた成果を発表する場です。 慶祥らしい発表ができるように頑張りたいと思います。