お知らせ
2019/12/19
JENESYS2019タイ8日目
JENESYS2019タイ研修 レポート一覧
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現地での活動がとうとう最終日となりました。
この日は、視察させていただき、お話をしていただいた方々や ホストファミリーの皆さんに向けて、研修の集大成を発表する 成果報告会が行われました。
チーム慶祥が事前学習の際にテーマとしたのが「海洋プラスチック問題」です。 海洋プラスチック問題は世界中の問題とされていますが、 タイでもジュゴンの赤ちゃんがプラスチックゴミを食べてしまったことによって亡くなったり、 ウミガメの鼻にプラスティックのスプーンが刺さってしまったことがニュースになっています。
生徒たちは、現地の学生との交流やホストファミリーとの話の中で、タイの人々の中で環境への意識が高まっているという話も聞きました。いくつかのタイの企業では2020年の1月からレジ袋の配布を取りやめることが決まっています。また、エコバックや水筒など、何度も利用できるものを持つようにしたり、今回交流をさせていただいた、サトリーウィッタヤ―学校では、ゴミの分別も細かく行われていました。
一方で、街を歩いている人がポイ捨てをする姿を見た生徒もいました。 そこで、生徒たちは制度を変えることも大切ではあるが、自分たちにできることは何かを考えたときに、「一人ひとりの意識を変えること」が重要であると考えるようになりました。
「なぜポイ捨てをするのか」を考える中で、「なぜダメなのかがわからないとしてしまうのでは?」 「自分がポイ捨てをするとどこに、どのような影響が出るのかがわからないとしてしまう?」 と一人ひとりが自分事として様々な意見を出していきました。
その中で、これからの将来を担う子どもたちの意識を変えていくことに着目し、 環境教育の絵本を作ることを提案しました。 この絵本は今回タイ研修に行った生徒を中心に作り、日本国内だけでなく、タイで交流をした現地の学校を中心としてタイに発信していきたいと考えています。
また、今回の研修で出会ったJICAの方々など、外部機関とも連携・協力をさせていただき、 国内でも広く広めていきたいと考えています。
来賓の方々からはイコールパートナーとしての両国の関係の在り方を考えると同時に、日本の課題についても考えていくことの重要性をご指摘いただきました。
また、自分が感じたことや自分が相手のことをどう思うかだけではなく、相手がどのように思うかを聞くことの大切さも学びました。
慶祥のアクションプランについては「具体的で聞いていてワクワクした」「協力していきたい」とい沢山の温かいお言葉もいただきました。 帰国後に責任をもって、活動をしていきたいと思います。