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2018/10/16

高校女子テニス部 新人戦全道大会で団体戦3位!

 昨年、一昨年と2年連続での全国選抜大会出場を果たしている今大会。今年度もその切符をかけて、部長の浅輪、副部長の山本、絶対的エースの田巻の2年生が3名と少ない中、コツコツと努力を重ねて良いチームをつくり上げてきました。団体戦の選手、マネージャー登録メンバーは浅輪(2B)、田巻(2B)、山本(2B)、田中(1A)、石村(1B)、千葉(1B)、三浦(1B)、鈴木(1D)、小河(1F)、大寺(1G)の10名。さらに怪我で苦しんでいる越水(1B)を加えた部員11名が心を1つにして、この大会に挑みました。

 今大会は北海道胆振東部地震の影響が大きかった苫小牧市での開催となり、テニスができる喜びを改めて感じることができるものになりました。前日の練習試合では、部長の浅輪を筆頭に本番と同じように声を出しチームメイトを全員で応援する姿も見られ驚いたとともに、チームの強い団結力が感じられ嬉しく思いました。

 団体戦ベスト8に入り、実力のある札幌の強豪校と対戦したベスト4決めの試合がまずは1つの大きな山場でした。ダブルス1の浅輪・鈴木はタイブレークまで持ち込む接戦を見事勝ちきり、ダブルス2の田巻・石村も気持ちを上げて勝利を収めました。シングルスはすべて1年生というプレッシャーの中、シングルス1の小河は個人戦4シードの選手に粘りのあるプレーはしたものの敗戦。シングルス2の大寺が気力のあるプレーでチーム全体の士気を高める試合を繰り広げ、見事勝利しました。シングルス3の田中も打ち切りとなりましたが、足を動かしてリードした展開のまま試合を終えました。監督が練りに練って考えたオーダーが功を奏し、準決勝へ進むことができました。
 準決勝では、第1シードの強豪校との対戦となりチャレンジャー精神で挑みました。5面同時展開で行われたものの、試合の進行状況から中断もあり2日間での試合となりました。シングルス2の鈴木、シングルス3の浅輪、ダブルス1の大寺・三浦は気持ちを立て直しながら奮闘するも、相手の実力が上回り惜敗。シングルス1の田巻、ダブルス2の田中・石村も粘った試合をしたものの打ち切りとなりました。しかし、次の順位決定戦で勝利すればまだ全国への切符を掴む可能性があるため、気持ちを入れ替えて臨みました。
 3位決定戦の相手は、夏に合同合宿を行った強豪校。お互いの特徴も理解しあいながらの試合となりました。シングルス1の田巻、シングルス2の鈴木が確実に決めるプレーで勝利をしました。ダブルス1の大寺・三浦は敗れたものの、勝負の行方はシングルス3の浅輪か、ダブルス2の田中・石村のどちらかが1勝すればよい形となりました。チーム全体が1つになって声が枯れるまで応援をしていましたが、あと一歩及ばす両試合とも惜敗となり全国選抜大会への切符は手にできませんでした。試合後は悔し涙が全員から見られましたが、全道でベスト4とうい結果も、堂々と胸を張ってよいものだと思います。全国の壁は険しいものであるということを改めて感じたと同時に、選手たちも今後の姿勢や練習をどうしたらよいのか考えることができた大会になったのではないかと思います。
 個人戦では、ダブルスで出場した田巻・浅輪ペアが3位入賞、鈴木・田中ペアがベスト16とい結果でした。また、シングルスでは第1シードとして出場した田巻がレベルの高い粘りのある戦いを繰り広げ、決勝では強豪選手に敗れはしたものの、準優勝と見事な結果でした。個人戦に出場した4人は、団体戦の疲れも残ったままでしたが、札幌地区代表の選手として本当によく頑張ったと思います。

 今大会の結果を踏まえ、これからの秋冬にさらに充実したトレーニングや練習をすることはもちろん、人間としても1人1人が成長できるようにメンタルタフネスなども行っていこうと決意を新たにしています。1年生が多いチームですが、確実に強くなってきます。この悔しさを力に変えて、来年度こそはまた全国選抜大会に出場できるように頑張ります。

 今大会においても、連日応援のために大会会場まで足を運んでくださったご家族の方々や保護者の方々、テニス関係者、そして日頃の部活動に協力、応援してくださっている方々に心より感謝申し上げます。引き続き立命館慶祥高校テニス部にご声援をいただければ幸いです。

(テニス部顧問 中村愛)

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