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2020/01/10

中3市川莉子さん、「三浦綾子作文賞」優秀賞!

 中学国語科の課題として取り組んだ作文コンクール「三浦綾子作文賞」の入賞者表彰式が1月11日に旭川市の三浦綾子記念文学館で開催され、中学3年 市川莉子さんが出席しました。入賞作品は下記のとおりです。

  

「第21回三浦綾子作文賞」

自由作文部門 優秀賞  市川莉子「私の弟」

学校特別賞  立命館慶祥中学校

   

 この作文賞は、三浦綾子文学が多くの人々に親しまれ、その文学的精神が幅広く継承されていくことを願うとともに、児童生徒たちが文章を書くことを通じて、社会のあり方と人間の生き方を深く見つめ、たくましく生きていく力を養っていくことを目的として、三浦綾子記念文学館主催で開催されています。第21回となる今年の作文賞には全国から164人の応募があり、中学3年の市川さんが優秀賞を受賞しました。あわせて、立命館慶祥中学校が学校特別賞を受賞しました。

  

 表彰式では、市川さんが受賞作「私の弟」に込めた思いをスピーチし、選考委員から「色んな出来事があったことが赤裸々に書かれていました。様々な事柄が年齢毎に生き生きと描かれているのが印象的でした。ご自身も弟さんも成長するのにともない、困難を抱えながらも、多くの人に助けられながら、立派に成長していく姿が浮かんできました。」と講評をいただきました。晴れの舞台で自分の思いを堂々と述べた経験は大きな自信につながったことでしょう。

  

 本校国語科では、教科書教材の読解だけではなく、文芸創作にも取り組んでいます。一人ひとりが違うテーマで創作に取り組み、自分の置かれた状況や感情を書きながら発見して整理するDiscovery Writing(書くことが自分にとって発見となるような学び)を多くの生徒に体験させることで成長を促す取り組みです。そのような取り組みをとおして完成した作品が優秀賞を受賞したのは成果の一つではありますが、作文を執筆しながら自分自身の人生を振り返り、名付けようのない様々な感情を言葉にする苦しみを味わった末に作品を完成させた生徒たちが書き手として、あるいは一人の人間として成長したことが最大の成果です。今回、本校国語科での作文教育が高く評価されて学校特別賞を受賞しました。作文執筆をとおして自分の内面を深く見つめ、自身の生き方について思いを新たにした本校生徒たちの今後の活躍にご期待ください。

 

市川さん、入賞おめでとうございます!