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2018/12/22

「医学部志望者向け放課後講習 いのちの値段(読売新聞社)」講演会

 すでにHPでお知らせしているとおり、本校では高校生の医学部志望者を対象に放課後学習会を行っています。

 12月21日(金)の講師は、読売新聞本社医療部の鈴木敦秋編集委員です。鈴木編集委員は、読売新聞の医療ルネサンスの連載『いのちの値段』取材キャップで、今年の日本医学ジャーナリスト協会賞優秀賞を受賞した凄腕記者です。本日は、本校での出前授業のために東京からお越しいただきました。

 授業の前半では、「20世紀の医療を振り返る」をテーマに、野口英世博士にはじまり、『白い巨塔(山崎豊子)』、『恍惚の人(有吉佐和子)』、医学技術の進歩、インフォームドコンセント、長寿社会・超高齢社会、医療事故など多岐にわたるキーワードをもとに医療をめぐる様々な出来事が、世の中とリンクしている様子が紹介されました。
 後半では、いのちの値段をテーマに鈴木編集委員の数々の取材の中から、今話題のオプジーボや、高額医療負担に対する患者の想いや世の中の反応について紹介していただきました。最後の質疑応答では、さすが慶祥生と思えるような興味深い質問が続き、90分の予定時間を超えて授業が続きました。

 医学部を志望する生徒にとって、多くの学びがあった出前授業でした。お忙しい中、本校のために本日の出前授業を担当してくださった鈴木編集委員。この企画の実現を全面的にサポートしてくださった読売新聞北海道支社様。本当にありがとうございました。

 次回の講義は、年明け1月下旬。本校の教員が、「ICT社会と医療」をテーマに90分お話しします。