学校生活

理数教育

SSH

2019/01/17

2018年度 重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修【7日目】

【1日目】 【2日目】 【3日目】 【4日目】 【5日目】 【6日目】 【7日目】

1月16日 パトゥムタニーでの滞在最終日となりました。

  こちらでは,今日は「先生の日」と呼ばれる祝日で,学校の先生たちが各地の自分の恩師を訪ねて感謝の意を表すという慣わしのため,授業はありません。他の生徒たちは校内のあちらこちらで自由に過ごす中,共同研究のメンバーは中間発表のプレゼンテーションの準備で朝から図書館に集合です。各グループで説明の分担をし,英語の原稿を繰り返し練習していました。

  数日間の研究の中で新たに得られる成果は当然限られていますが,研究のポイントはどこなのか,今後どのような展望あるのかなど,来月の札幌での取り組みを意識した発表が揃いました。パトゥムタニーのメンバーの英語運用能力は高く,先生方による質疑にも臆することなく応答していました。次回はぜひ日本のメンバーにも目指してほしいと思います。

  ディスカッションが盛り上がって大分時間をオーバーした後,大人気の校長先生から一人ずつ修了証書を受け取り,パトゥムタニー校にお別れをしました。

  午後は空港に向かう途中,タイ全土の遺跡や建造物が縮小して再現されている公園を自転車で回り,パトゥムタニー生徒から説明を受けながら,タイの歴史の奥深さを学びました。研究グループのメンバーは夕食と空港までの道中を共にしましたが,彼らはもはや日本生徒にとって親友・同志であり,そしてPCSHSパトゥムタニーは第二の母校のように感じられていることでしょう。

  空港では出国審査の直前まで見送りをしてくれたパトゥムタニー生徒に,日本生徒たちは涙涙の中感謝を伝え,来月の再開を約束して別れました。こういう場面では得てして今生の別れを惜しむことが多いですが,我々は2/4~2/9の札幌プログラムで再び共同研究に取り組みます。このように短い期間に再開を果たせる相互のプログラムを組むことができたのは,本当に有難いことです。改めて心から感謝するとともに,来月札幌では最高のおもてなしを皆で準備しましょう。

  我々はサイエンスの世界で,「好奇心」「課題発見」「世の中への貢献」が研究の第一歩であることを知ります。そして,異なる背景を持った仲間と協働することで,ゴールの目指し方や,そのスタイルは国や文化によって少しずつ違うのかもしれないと気づきます。この一週間それを全身全霊で学んだ皆さんが,これから国境を越えるサイエンティストたることを願ってプログラムを終了します。

  コップン・カー!

2018年度 重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修【7日目】 2018年度 重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修【7日目】