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2020/02/06

重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修報告No.4

2月5日タイ海外研修も今日で折り返し地点を迎えます。

今日は我々の他にも、マレーシアの高校からの視察団が来校していました。

アジア圏の優秀な教員表彰にノミネートされた先生を有する学校だそうで、国内外からのPCSHSPへの高い注目度が窺えます。

我々が開発している国際共同研究プログラムにも興味を持っていただき、グループ活動中の生徒達にも色々な質問を投げかけてくださいました。

このような一瞬の出会いから未来の国際協働のきっかけが生まれるかもしれません。

共同研究時間の後には、こちらの科学クラブの生徒達がホストとなって、Physics Challenge体験を実施しました。

ある物理学の問題について実験方法を組み立て、その妥当性をディベートで競うという、国際大会も開かれているアクティビティです。

タイメンバーの力を借りながら、光の波長や空気圧に関する内容について実験と議論を重ねました。

午後には、Hackathon実習で、各自Unityというアプリケーションを使ってゲーム作成をしながら、プログラミングの基礎を学習しました。

Hackathonというのは、ハッキングの「Hack」とマラソンの「athon」が繋げられた造語で、システムエンジニアの業界では様々な折に催される会だそうです。

PCSHSPでは数多くの生徒がプログラミングに熟達していて、ロボット作りやオリジナルのVR制作などに活用して、研究発表を行っています。

自分で組み立てたゲームが画面上で動くと、生徒達からは歓喜の声が上がります。

続いて、タイの生徒達に向けて、慶祥の福田先生(理科)による「水と金属」の特別授業、そして開成の加賀先生(国語)による「書道」の特別授業が開かれました。

理科実験では、PCSHSPのサポートと日本から持ち込んだ実験器具を総動員して、中学生40人を相手に水と金属に関する5つの実験を体験してもらいました。

優秀な高校生達が実験助手として参加し、人力での復氷実験、ミニボトルでの銀鏡反応など、目で見てわかる物質の神秘に大いに盛り上がりました。

また書道の授業では、こちらで日本語の授業を履修している生徒達が参加し、ひらがなで言葉を綴ったり、タイ語の名前を漢字に当てはめて書くなど、一生懸命トライしてくれました。皆、上手に書けました。

一人ひとりに記念に筆ペンがプレゼントされ、日本語の先生は大はしゃぎです。

タイ側で用意された文化体験もお洒落で素敵なものでした。日本の生徒達はタイの伝統衣装に身を包み、タイの歓迎の印である花飾りを作ったり、トートバッグへ自分の名前をタイ語で書いたりして、沢山の記念品を持ち帰りました。

夕食はホールでの歓迎パーティーで、豪華な料理、装飾、パフォーマンスを堪能しました。

PCSHSPの校長先生からは、「Japanese, the best friends」と、感激のスピーチと参加者一人一人への記念品をいただき、両国・両校の友情と交流の発展を確認し合いました。

タイの生徒達によるバンド演奏(曲はCHALA-HE-CHALA笑)や伝統舞踊、日本の生徒達によるサイリウムダンス(通称オタ芸)と北海盆踊りが披露され、お互い拍手喝采を浴びました。

盛り上がりのうちにプログラムは後半戦へ突入します。残りの期間も、研究活動、新たな発見、両国の友好がさらに深まっていきますよう。