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2019/02/08

高3 2018年度表現特講卒業公演「いつだって窓際であたしたち」


 立命館慶祥高等学校では、コミュニケーション能力の向上を目的に、2007年度から高3立命館コースの生徒を対象に、学校設置科目の一つとして、3単位で、開講されました。北海道演劇財団・札幌座の清水友陽さんと納谷真大さんを講師として、演劇ワークショップの授業を展開しながら、立命祭での朗読劇発表そして、卒業公演を1年間の成果として、開催しています。

 高3表現特講は、「表現とは何か」ということを、演劇の手法を用いて考えてゆく時間です。「声」「言葉」「身体」「感情」について理解し、それを自分なりに扱うためのスキルを身につけます。また、演劇の創作を通して社会で活躍してゆくための力を蓄えます。「自分について知ること」「他者と出会うこと」「交渉すること」を実際に体験してゆきます。創作するだけではなく、それを批評することで、社会性を持った客観的な目線を養います。

  今次の卒業公演「いつだって窓際であたしたち」は、教室劇で、高3E組の教室を使用しました。まさに生徒の日常をいつもいたあの場所で、描いています。臨場感ある舞台に、観客も、彼らの日常に入り込んでしまうところが、不思議です。公演後の感想でも、「教室が、こんなすてきな舞台になるなんて」とか、「こんな表現の仕方があるなんて」と、生徒たちへの賛辞とともに、驚きの声も寄せられました。