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2020/02/07

重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修報告No.5

5日目

2月6日

プログラムも後半に突入した今日は、校外でのフィールドトリップがメインです。

午前中はRamathibodi Hosptalという病院・研究施設を訪れ、法医学に関する講義を受けました。

検死解剖の意義や、実際の検死の手順、そこから解明される事柄など、テレビ等では見たことがあっても学問として経験するのは初めての内容でした。

検死に関する講義ということで、説明の中には衝撃的な写真が登場したり、生々しい事故や事件の詳細が語られるなど、緊張する瞬間も多かった一方、将来医療系の進路を考えている生徒だけでなく、科学・研究の倫理について誰もが考えるいい機会となったのではないでしょうか。

午後にはQueen Saovabha Memorial Instituteという、毒を持った動植物、特にヘビの研究に特化した施設を訪問しました。

日本ではまずお目にかかれない巨大蛇や、猛毒を持つ蛇を目の前で観察したり、それらの研究標本の展示室で初めて知るヘビの生態に驚いたりと、充実した研修となりました。

飼育員の方が目の前で数種のヘビを素手で抱えながら説明をしてくれるデモンストレーションには歓声と悲鳴が同時に鳴り響きました。

夕食までの時間にはバンコク中心部のカルチャーセンターで時間を潰しました。

タイの文化と近年の発展を物語る数々のアートや、LGBT特別展などを見学することができ、サイエンス以外のタイを象徴する分野に興味を持つ生徒達にとって、良い息抜きと刺激となったようです。

また、ここには昨年度のプログラムに参加したPCSHSPのメンバー(プログラムOBOG?)が駆けつけてくれました。

タイでも日本でも、過去の参加者が運営の手助けをしてくれたり、後輩にプログラムの良さを伝えてくれたりと、開始3年目にして早くも伝統が築かれつつあります。

これからも大事にこのプログラムを育てていってほしいと思います。

明日は、共同研究の最終発表です。各グループでしっかりとまとめ上げてほしいと思います。