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お知らせ

2020/03/03

中2国語でディベート学習実施

尽真心学年が中学2年次の国語の学習で最後に取り組んだ単元は、「対立した立場で意見を深める~ディベートによる討論~」でした。

各クラス6班に分かれ、

①「日本は消費税を廃止すべきだ」

②「日本は成人式を18歳で実施すべきだ」

③「日本は夫婦別姓を認めるべきだ」

の3つの論題の肯定側・否定側に分かれ、準備を行いました。まず、論理を組み立てるために必要な論拠やデータの収集を、情報教室やメディアセンターを活用して行いました。

次に、相手の論点を予想して、どんな反対尋問をすると効果的か、「一問一答カード」で考えました。

そして、実際に討論!

制限時間の中で、どれだけ説得力のある主張ができたでしょうか。

勝敗は、その日に討論をしない班のメンバーが「審判」となって判定しました。

判定のコメントを読むと、発言の内容をふまえた鋭い指摘がいくつもあり、「聞く力」が育っていることが感じられました。

同時に、発言する方の「話す力」にも成長が見られました。

昨年度、中学1年次にも総合学習の中でディベートに挑戦したのですが、その時は論理的な討論というより主観的な感情のぶつけ合いになってしまった班もありました。しかし、今回の討論では、調べたデータを取り入れプランを明らかにして立論しており、反対尋問への対応や反論も冷静に行っている生徒が増え、頼もしく見えました。


討論本番を実施できないまま休校期間に入ってしまった班があってとても残念ですが、準備や他の班の討論を通して学んだことを、中学3年次の様々な話し合いの場で実際に活かしてほしいと願っています。

(国語科 有原)