学校生活

2020/03/06

ハーバード研修8日目

・日本語レポート

今日は井上さんと李さんの講義を受けました。李さんはハーバードで教育哲学を学んでいる博士課程の学生です。誰のもとに生まれたのか、どの国で生まれたのかが我々の生活に大きな影響を与えているせいで、いかに社会の様々な側面が不公平であるのかということについて考えさせるものでした。

 生徒達はそれぞれ3つずつ好きなように紙飛行機を作り、教室の様々な場所から的に向かって飛行機を飛ばしてみるという実験を行いました。当然、的に近い生徒は的に当てることができ、遠い生徒は的に当てることが難しかったです。生徒たちはこの経験を通して、いかにこの実験が社会や教育と関係しているのかを議論し、社会における様々な不公平さについて深く考えていました。

 夜は、アメリカの大学で学ぶ日本人学生たちと話をする最後の機会となりました。まだ明確な将来の目標を持っていない生徒たちにとって、将来について考えることは少々つらくあるようでしたが、おいしい中華料理を食べながら、先輩たちと過ごした時間は貴重なもののようでした。

本日の感想です。

・教育哲学について研究している李さんのお話を聞けた時に、やっぱり教育の問題はとても深いと思った。格差をなくして、平等な社会を作るというのはとても難しいことだと思った。

・井上さんの話を聞いて、経験したことのないようなことに飛び込むことの重要さや、周りの目を気にすることなく自分の本当にやりたいことに挑戦し続けることの大切さを、学ぶことができました。

・最後の夕食では大学生の方々の色々な話を聞けて良かったです。今まで海外進学についてキラキラした側面しか見えていなかったけど、それだけではないということが分かったし、自分のやりたいことへの折り合いのつけかた等、参考になる話が沢山でした