NEWS

お知らせ

2020/06/16

SS課題研究Ⅲ

SS課題研究Ⅲは、高校3年生立命館コース理系内部進学生を対象に実施しています。

担当教員は理科教員5人体制で実験のサポートにまわり、履修生徒は25人、週4時間(4単位)の授業であり、毎週木曜日1~4時間目の連続授業と設定されています。

1年生のときに、探究する基本的な姿勢についての学ぶ「SS課題研究Ⅰ」(1単位)、2年生のときに、テーマを見つけ、共同で探究するスキル、そしてポスター発表までを目標とする「SS課題研究Ⅱ」(1単位)を積み上げて、3年生で本格的な課題研究(個人研究)を実施しています。

 しかし、今年はコロナウィルス感染防止のため、従来担当教員との面談や実際の実験指導がまったくできない状況となってしまいました。しかしICTが充実している立命館慶祥高等学校は、この壁をリモート授業、およびZOOMを使った面談を通してクリア。

研究テーマ・仮説の設定、先行事例の調査、実験道具の価格調査、発表会までの実験計画、を数回にわたる教員とのメール交換により指導を受け、各自「課題研究予算申請書」を完成。

6月4日、11日両日を使い、教員5人とのZOOM口頭試問(予算ヒアリング)を実施して、いよいよ本格的な実験を翌週から開始する運びとなりました。

 たとえ登校しなくとも、慶祥が備える高いICT施設、それと生徒たちの科学に対する熱い思いと、それを裏付けるICTスキルがあれば、この困難を乗り越え、昨年よりさらに発展した形で、課題研究をスタートさせることが可能となりました。

校内、屋外での課題研究の実験を通し、SSHとしてのプライドをかけた彼らの研究がいよいよ始まります。秋の発表会での、自信に満ちたポスターセッションをぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

江川校長がヒアリング視聴中

課題予算申請書はこちらをご覧ください。