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2020/07/03

高1大橋悠生くん「小諸・藤村文学賞」佳作賞1席(全国第4位)、本校が学校賞受賞!

立命館慶祥中学校国語科の課題として取り組んだ文学賞「小諸・藤村文学賞」で、高校1年大橋悠生くんが佳作賞1席、本校が学校賞を受賞しました。

「第26回小諸・藤村文学賞」
佳作賞1席  大橋 悠生 『風』
  学校賞  立命館慶祥中学校

この文学賞は、島崎藤村の生誕120年と没後50年を記念して、長野県小諸市が1992年に創設しました。募集される作品のジャンルは随筆に限られていて、第26回となる今回の文学賞の「中学生の部」には全国から656名の応募があり、本校高校1年の大橋くん(応募当時は中3)が佳作賞1席を受賞しました。

本校国語科では、教科書教材の読解だけではなく、文芸創作にも取り組んでいます。一人ひとりが違うテーマで創作に取り組み、自分の置かれた状況や感情を書きながら発見して整理するDiscovery Writing(書くことが自分にとって発見となるような学び)を多くの生徒に体験させることで成長を促す取り組みです。そのような取り組みをとおして完成した作品が佳作賞を受賞したのは成果の一つではありますが、随筆を執筆しながら自分自身の人生を振り返り、名付けようのない様々な感情を言葉にする苦しみを味わった末に作品を完成させた生徒たちが書き手として、あるいは一人の人間として成長したことが最大の成果です。

受賞を受けて大橋くんが喜びのコメントを発表しました。「今回、このような素敵な賞をいただき嬉しく思います。この作品は、自分の実体験に基づいたエッセイを、人物の心情、その時の情景などを何度も何度も書き直して、完成させました。ちなみに、この受賞作品は素人の自分が国語の授業中に完成させたものです。なので、受賞の壁はそんなに高くないと思います!皆さんも、ぜひいろいろな賞に挑戦して、受賞の喜びに出会ってみてください!」

今回の文学賞では、本校国語科での文芸創作教育が高く評価されて学校賞を受賞しました。随筆執筆をとおして自分の内面を深く見つめ、自身の生き方について思いを新たにした本校生徒たちの今後の活躍にご期待ください。