学校生活

中学

2020/07/21

中3 向井健一郎先生講演会 合言葉はセラヴィ!?

HP上で開催予告をしておりましたが,7月8日(水)に実施しました,中3学年のオンライン講演会の様子を報告します。

当日の講師は,ご自身の闘病記『ボクは、笑顔でできている(幻冬舎)』の著者で本校の元教員でもある向井健一郎先生です。

当日は,向井先生を襲った急性リンパ性白血病と治療の経過についてのお話と,病気を通じて向井先生ご自身が考えた「生き方」に関するアドバイスの2本立てで,大変貴重なお話を聞かせていただくことができました。

講師の向井先生は,「ファーストペンギン」やエディ・アイカウ、今はやりのお笑い芸人ペコパを例にだしながら,夢を持つことの大切さ,現実を受けいれて前に進む力,勇気をもって挑戦し続けることの大切さ。また,情熱の種は過去の経験の中にあること,だからこそ学び続けるべきであること,豊かな経験を積むことが大事であり,最後は自分で決断して結果を人任せにしないことの大切さなどを教えてくださいました。

授業の後半で行ったオンラインでの質疑応答タイムでは,多くの生徒が京都にいる向井先生に質問をしました。

「過去に経験したことしたことがない変化の時代を生きる自分たちは、過去の経験を自分の将来にどう活かしていくべきか。」「闘病の苦痛を夢や目標だけで乗り越えることが本当に可能か。」「死を意識した時はあったのか,その時何を考えたか。」「これからの将来をイメージするときにどのような人物から学ぶべきだと考えるか。」「医療従事者を目指す生徒も多い慶祥生に向けて,患者さんの視点で闘病する気持ちを教えて欲しい。」など,どれも鋭い視点のものばかりで,講師の向井先生はもちろん,生徒の様子を取材されていた読売新聞社の方からもお褒めの言葉をいただきました。

向井先生が講演の際に紹介した「ファーストペンギン」や「セラヴィ」は19期生の流行語となりつつあります。それだけ印象的な講演会だったのだと思います。

向井先生,本当にありがとうございました。

なお,当日の講演会の様子は7月11日(土)の読売新聞朝刊で紹介されています。