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お知らせ

2020/07/24

中村哲先生特別写真展の開催について

立命館慶祥高等学校では、この度、立命館大学国際平和ミュージアム、国際NGO「ペシャワール会」、北海道新聞などの協力・後援をいただきまして、「中村哲先生特別写真展~出会いと原体験~」を学校内と札幌地下歩行空間で実施することにいたしました。この取り組みは、中村哲先生の活動に感銘を受けた有志の高校生たちが集まり、計画・運営に至ったものです。

 コロナ禍において、様々な実施形態を模索した上で、安全に配慮した形で実施したいと考えております。実施費用の調達については、北海道新聞が運営するクラウドファンディングサービスを利用しております。もし、今回の取り組みに賛同していただける方がいらっしゃいましたら、下記のURLリンクより、資金の提供をしていただけると大変助かります。


 以下、高校生が作成した写真展の紹介文です。


「2019年12月に亡くなられた中村哲先生の写真展を、2020年8月29日(土)・30日(日)の2日間、札幌駅前通地下広場憩いの空間で、立命館慶祥高等学校と札幌新陽高等学校が共同して開催します。

中村哲先生とペシャワール会の活動や、現地の人たちと助け合いながら大きな事業を成し遂げる姿を写真で見ていただき、たくさんの方々にコロナ禍の中でも前に進む勇気を与えたり、国際問題に向き合うきっかけを作ることができればと思っています。

中村哲先生は1946年9月15日、福岡県生まれ。九州大医学部を卒業し、日本での病院勤務を経て、1984年に国際NGO「ペシャワール会」の現地代表としてパキスタンとアフガニスタンで難民への医療支援に尽力していました。

ペシャワール会は1983年9月、中村哲医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成された国際NGO(NPO)団体です。中村哲先生は医師としてだけでなく、「100の診療所よりも1本の用水路」という信念のもと、井戸の掘削や、灌漑用水路の建設を進め、60万人もの人を救ったと言われています。

2000年にアフガニスタンで大干ばつが発生し、汚い水を飲むことによって赤痢や腸チフス、下痢が原因で命を落とす人たちが多くいました。そこで中村哲先生は「水」に注目し、長期に渡る用水路作成を行いました。

2019年の12月4日、灌漑工事の現場に向かう途中で武装勢力に襲われ、命を落としましたが、中村哲先生の意思や希望は今でも引き継がれています。「誰もやらないところに行く。誰もやりたがらないことをやる。」中村哲先生のように今だからこそ出来ることを私たちは挑戦していきます。

私たち高校生からの目線で中村哲先生の活動を伝え、アフガニスタンをはじめとする様々な地域での活動に改めて目を向けてもらうきっかけを作っていきたいと思っています。ご協力の程よろしくお願いいたします。」


クラウドファンディング先URL:

https://find-h.jp/project/nakumuratetsu-pic/detail

問い合わせ先:立命館慶祥高等学校 小西(高3所属・国際平和ミュージアム専門委員)