NEWS

お知らせ

2020/10/07

中2徳重達也くん&中3田中理名さん&高1田中聡月さん、「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」佳作特別賞!

立命館慶祥中学校国語科の冬休み課題として取り組んだ「伊藤園 お~いお茶新俳句大賞」で、徳重達也くん、田中理名さん、田中聡月さんの各作品が佳作特別賞を受賞しました。受賞作は「お~いお茶」のペットボトルのパッケージに掲載され、全国で販売されます。今回の「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」には全国から195万4,888句の応募が寄せられ、入賞作品2,000句のなかの一句として本校生徒3名の俳句が選ばれました。本校としては、一昨年の寺田ふうさん、昨年の蓬田舜くんに続いて3年連続の入賞です。
第31回 伊藤園 お~いお茶新俳句大賞

 【佳作特別賞】気をつけてアイスバーンとおやじギャグ 徳重達也「週末の朝は、休日の父がボクを学校まで送ってくれ、二人だけの楽しいひとときとなっています。冬になると、北海道の道路は夜も朝も凍っています。ツルツルで危ない中、運転してくれている父(オヤジ)へのメッセージを俳句で表現しました。」(作者より)

 【佳作特別賞】作ったらそれで満足単語帳 田中理名「私がこの俳句を書いたきっかけは、部屋の片づけをしている際にテスト期間中に作った単語帳を見つけて、頑張って作ったのに…作っただけで満足して使わず、勉強した気になっていたなと思いだしたのでそれを俳句にしました。」(作者より)

 【佳作特別賞】雪虫よ早くホントの雪になれ 田中聡月「冬が近づくと、北海道では雪より先に雪虫が飛び始めます。白い綿毛がついたような虫なのでぱっと見雪にも見えますが、やはり虫なので鬱陶しいことこの上ありません。ですが、雪虫が飛び始めて2週間経つと雪が降るという迷信があるので、うざったい反面待ち遠しい気持ちもあります。この俳句はそんな気持ちを詠みました。」(作者より)

 立命館慶祥生にとって、冬休みとは俳句創作の期間でもあります。11月の第3回定期試験が終わる頃から「今年のお~いお茶はどうしようかな」と考え始め、お正月を家族で過ごしながら、一年の出来事を思い返したり印象に残っている情景を思い出したりしながら俳句を創作します。「神は細部に宿る」を合言葉に、一つひとつの言葉の響きや助詞の使い方に至るまで徹底的にこだわり抜いて作品を仕上げた若き俳人たちの、今後の活躍に期待しましょう。 
 徳重達也くん、田中理名さん、田中聡月さん、入賞おめでとうございます! 

★立命館慶祥生の伊藤園お~いお茶新俳句大賞受賞歴(学年は応募時)★
2018年(第29回)【佳作特別賞】冬の日は寂しさ漂う水族館(寺田ふう・中学1年)
2019年(第30回)【佳作特別賞】風吹けば水面に一つ傷がつく(蓬田舜・中学3年)
2019年(第30回)【佳作】思い込め突く手に決意除夜の鐘(佐藤佳織・中学2年)
2019年(第30回)【佳作】桜咲くかかと立ちして撮る写真(手塚規人・中学3年)
2019年(第30回)【団体応募賞】立命館慶祥中学校
2020年(第31回)【佳作特別賞】気をつけてアイスバーンとおやじギャグ(徳重達也・中学1年)
2020年(第31回)【佳作特別賞】作ったらそれで満足単語帳(田中理名・中学2年)
2020年(第31回)【佳作特別賞】雪虫よ早くホントの雪になれ(田中聡月・中学3年)