学校生活

中学

2020/11/02

中3理科×札幌市 海洋プラスチックから考えるSDGs

10月28日(水)2,3時間目の時間に,札幌市の協力のもと海洋プラスチックの問題をSDGsの視点で考える学習会が開催されました。講師は,札幌市環境局・環境都市推進部・環境政策課の佐竹輝洋さんです。学習会の前半は,佐竹さんから海洋プラスチック問題と,プラスチック資源の削減・再生利用について世界・日本・札幌市の視点からレクチャーをしていただきました。後半では,「陸上で新たなプラスチック汚染をゼロにするためにどのような取り組みが考えられるか」「仮にプラスチックゼロの社会になれば困り事はないか」などのテーマをいただき、グループワーク形式で議論を深め,発表・共有し講評をいただきました。質疑応答のコーナーでは,「レジ袋の有料化により代替品が消費される弊害はないのか」「有料化した分は企業の利益なのか、自治体の財源になるのか」「プラッチックの削減が代替品の需要を高め新たな環境問題を引き起こすのではないか」「リサイクルの視点からペットボトルではなく缶や瓶にどんな優位性があるのか」など,さすが中3生,学習の内容を深める質問が多く寄せられました。

中3では,理科の授業内でSDGsを意識した環境問題に関する学習を行っています。また,中3独自の取り組みとして,SDGs委員会を組織し,生徒に地球規模の課題に対する問題意識を持つことと,自分たちができることから行動する経験を積んでもらっています。今後も様々な場面で,環境問題やSDGsに関する学習を深めていきたいと考えています。

なお,今回の講演会はコロナ対策レベルが引き上げられる前に実施したものです。現在本校では,コロナの警戒レベル引き上げにともない,集会形式での学習会やグループワークを控え,オンライン形式をベースに学習会を実施しております。