学校生活

中学

2020/11/25

中2コミュニケーション授業を開催しました

 豊かな表現力の育成を目指し、本校では継続的にコミュニケーション授業を行ってきました。今年は昨年に引き続き、札幌を拠点に日本のみならず世界でも公演をされている演劇創造集団の「札幌座」の座員の皆さんを講師に迎え、演劇というあまり経験のない世界に飛び込み、手法の数々を体験しながら学ばせていただきました。会場はアクティブ・ラーニング専用棟「Co-Tan」など本校の校舎を最大限活用し、ソーシャルディスタンスを取るために広い教室で換気をし感染症対策に留意しながら実施しました。

 初回では「シアター・ゲーム」を行い、1枚の写真を自らの体で表現をするウォーミングアップを行いました。残りの3回ではグリム童話『悪魔のすすだらけの兄弟ぶん』の一部をストップモーションで表現したり、ショート演劇で演じる活動を行いました。物語に登場する人物だけではなく、調度品や木や火などの物も全て、道具を使わずに皆の身体で創作して表現することで、互いに知恵や発想力をフル回転させていました。クラス単位での活動となったため、クラスの色も出て緻密に細かなところまで再現を目指したり、和気あいあいと笑いあるストーリーに脱線したり、随所にいま流行りのCMを入れたりなど互いの工夫力、創造力の高さに感心しながら、日ごろの授業とはまた違う、皆の個性が輝いた時間でした。

 コロナ禍の中、学校現場では協働学習が難しくなってきています。その中でも「世界に通用する18歳」の育成を目指し、立命館慶祥の豊かな教育資源を活用し、教育を進めてまいります。