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お知らせ

2021/03/15

『SSH国際交流イベントが続いています!』

慶祥高校では毎年、英語での研究発表に取り組んだり、国際共同課題研究として海外生徒と長期的な研究を進める生徒が多数います。今年度もオンラインでのSSH国際交流が進んでいます。

 

39日には、姉妹校であるタイのPrincess Chulabhorn Science High School PathumthaniPCSHSP)の生徒・先生達との合同授業を実施しました。毎年の交流の中で、双方の先生が特別授業の交歓をするのが恒例になっているのですが、今回はPCSHSPの物理の先生が、音の分析に関するレクチャーと実験を用意してくださいました。

 

タイと日本の生徒混合でチームに分かれ、リコーダーの穴の距離と音程に関する分析実験を行いました。英語での専門用語のやりとりや、スマホでの音響分析に苦労しながら、振動数に関する法則を見出す面白い活動となりました。

 

 

続いて、312日に開催された、北海道インターナショナルサイエンスフェアに本校生徒が参加しました。(札幌啓成高等学校主催)全道各地のSSH校が参集し、オールイングリッシュでの発表会や共同活動が展開されますが、コロナ禍の今回は全オンラインでの開催となりました。日本の各校だけでなく、インドの学校とも中継しての大変難しい運営の中、フェアを実現してくださった皆さんに感謝申し上げます。

 

本校から参加した生徒達も、外国人のTAの方々との質疑応答に積極的に挑み、確かな成長を感じました。自分自身の発想、取り組みを、自分の言葉で表現しきることこそが課題研究の一つの到達点ですが、今回はオールイングリッシュという壁もありながら、充実した成果発表に加え、新たな気付きを得た貴重な体験となりました。

 

ティッシュペーパーの滞空時間を競うScience Challengeでは、ペアになったインドのメンバーとアイディアを議論し、より良い形を探ることができました。ハードルは高かったものの、画面の向こうの海外生徒との白熱した協働には感動を禁じ得ません。

 

 

見通しのもてない世の情勢にあっても、様々な工夫を凝らして、交流を絶やさない、学問を絶やさない、文化を絶やさない、そんな精神を言わずと共有できたように感じられます。

次年度は、直接の訪問と受入が叶うことを祈って。