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2021/08/16

【競技かるた部】全国高校選手権初戦敗退、全国高校総文祭ベスト16!「私たちは文化の担い手」

小倉百人一首競技かるた第43回全国高等学校選手権大会の団体戦が7月24日に滋賀県近江神宮で開催され、本校が北海道代表校として出場、一回戦で奈良県代表の畝傍高校と対戦しました。


主将 澤村 琉菜(2年生)勝ち

副将 本間 悠太(3年生)負け

3将 吉田 有希奈(3年生)負け

4将 坂口 凜花(1年生)負け

5将 本間 結香(2年生)負け


5人一組で争う団体戦で、1勝4敗で敗退しました。

A級選手を擁する強豪の畝傍高校に臆することなく戦い、部員たちは全力を出し切れたのではないかと思います。負けた瞬間に引退となる吉田有希奈さんは、終始リードを許す苦しい展開でしたが、かるたを取れる喜びを一枚一枚かみしめるかのような丁寧な取りと笑顔が印象的でした。

大会を終えて北海道に帰ってから一週間後、本間悠太さんと坂口凜花さんは、「文化部のインターハイ」とも呼ばれる高校生最大の文化の祭典へ向けて、再び飛行機に乗って関西へ向かいました。

8月4~6日、和歌山県立体育館にて第45回全国高等学校総合文化祭和歌山大会(紀の国わかやま総文2021)小倉百人一首かるた部門が開催されました。都道府県対抗の団体戦によって争われる大会で、本校競技かるた部の2名が北海道選抜チームの一員として出場しました。


3将 本間悠太(3年生)

4将 坂口凜花(1年生)


北海道は過去4度選抜チームを総文祭へ派遣していずれも予選リーグで敗退しています。
和歌山の地で史上初のベスト16進出を果たそう、を合言葉に鍛錬を積んできました。


予選リーグ1回戦 VS鳥取県 3勝0敗で勝ち

予選リーグ2回戦 VS秋田県 3勝0敗で勝ち

予選リーグ3回戦 VS香川県 2勝1敗で勝ち

決勝トーナメント進出戦 VS福井県 0勝3敗で負け


4チーム総当りで争う予選リーグを北海道は3戦全勝の1位で突破。

坂口さんが鳥取県の3将を相手に23枚の大差で圧勝、秋田県戦で本間さんが勝つなど、立命館慶祥生が大活躍でした。北海道と同じく予選リーグを3戦全勝で勝ち上がった福井県とベスト8をかけて戦った決勝トーナメント進出戦では敗れ、北海道史上最高成績のベスト16で大会を去ることになりました。

小倉百人一首は、古来より日本人の暮らしに根付き、独自の文化と伝統を育んできました。競技かるたに取り組む選手一人ひとりが、日本文化の貴重な担い手です。これで引退となる生徒たちも、競技かるた部での活動を通じて培ったものを大切にして、生涯を通じて百人一首とかるたに親しみ、知的で豊かな人生を歩んでほしい。そして、日本が誇る素晴らしい文化のバトンを次の世代へつないでいってほしいと願っています。


本間さんと坂口さんのコメントを紹介します。


本間悠太さん(部長)

「第45回全国高等学校総合文化祭において、ベスト16の成績をおさめることができました。このベスト16という成績は北海道初ということで自分達の代でこの成績をとる事ができとても嬉しいです。さらに自分はこの大会が引退する前の最後の大会だったので尚更嬉しいです。

個人としては2回試合(秋田県戦・福井県戦)に出場しました。かるたを始めてから初めての総文祭で自分自身の成長や自分のかるたの通用する強み等が改めて分かった反面、どちらの試合も自分の実力の足りなさや全国の壁の高さを知る良い機会でした。来年以降の後輩達には是非全国の舞台で北海道として初めての決勝トーナメント進出を目指して頑張ってほしいと思います。

今回ベスト16という結果を残せたのは、このような状況で練習できたこと、コロナ対策の中で大会を開催して運営してくださった和歌山県の方々、対戦したチームの方々、応援してくれた後輩達や先輩方、先生方や家族がいたからです。とても感謝しています。ありがとうございます。

中学3年生の冬から競技かるたを始めて高校1年生では様々な大会に出させてもらい、色々な経験をしました。初めての大会、初めての遠征、初めての全国大会、初めてで戸惑いや悔しい事、反対に嬉しい事などたくさんありました。高校2年生ではコロナウイルス感染拡大の影響で大会が無くなり、思うように練習ができなくなりました。そんな中、それぞれが1人でいつかある大会のために練習をしてきました。1人でやったから見えてきた課題などがあり自分を見つめ直す良い機会となりました。

そして高校3年生、去年出られなかった分、今年は全国高校選手権大会団体戦に北海道代表として出場することができて、とても嬉しく思いました。悔しい結果にはなりましたが、自分の実力を全て出して戦えた事に悔いはありません。この部活に入ってよかったと思います。改めて、かるたを始めて約2年半、現役最後の全国の舞台でこのような成績をおさめることができ嬉しく思います。今まで関わってくださった全ての方々に感謝します。ありがとうございました。」


坂口凜花さん

「大変な状況の中、大会運営をしてくださった方々、ありがとうございました。3人団体という初めての形式や、ほかのメンバーが全員年上など、不安な要素はたくさんありましたが、いろいろな方々に優しくしていただき、緊張もほぐれました。

自分の試合はベストを尽くしたと思いますが、観客席から、全国トップレベルの選手や、真剣に試合をとる先輩方を見て自分もまだまだだと実感しました。今回学んだことを生かして、もっと強く、周りから応援してもらえる選手を目指して精進したいと思います。

また、この大会で3年生の先輩方が引退になります。生意気な後輩だったとは思いますが、丁寧に指導してもらったり、くだらない話に付き合ってもらったり、本当にお世話になりました。ありがとうございました。」


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