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2021/09/06

高校女子テニス部 新人戦地区大会,団体戦準優勝で全道へ!

 9月2日(木)~5日(日)の日程で,モエレ沼公園,立命館慶祥高校等を会場として,令和3年度札幌支部高等学校秋季テニス大会が開催されました。

 昨年に続き,新型コロナウィルス感染拡大の影響で夏に予定していた各種大会は全て中止となり,6月以来の大会開催となりました。今大会の実施においても,多くの時間を費やして準備してくださった高体連札幌支部テニス専門部の方々に深く感謝申し上げます。

 6月に引退した梅田主将を中心とした高校3年生部員たちは,テニスに限らずあらゆる面で後輩の模範となった学年。その影響か,またはそれに負けないぞ,という気持ちの表れか,今大会では新部長の宮田,副部長の藤井を中心とした新チームが,素晴らしい団結力を発揮して,団体戦で2016年以来5年ぶりの決勝進出を果たし,準優勝で全道大会への切符を手にしました。大会会場には登録メンバーである宮田(2H),藤井(2C),菅野(2C),石黒(2F),金沢(2E),浅野(1C),妹尾(1I),中村(1C),佐藤(1D),藤田(1B)の10名のみの入場となりましたが,これまで一緒に練習を積み重ねてきた中西(1A),山口(1A),土屋(1I),西山(1F),大畑(中3)を含めた部員15名全員で勝ち取った全道大会出場権です。

 第5シードでスタートした立命館慶祥ですが,2回戦ではジュニア選手をそろえる強敵との対戦となりました。エース菅野がS(シングルス)1で敗れ,D(ダブルス)1の宮田・中村ペアもリードを許すという非常に苦しい展開。しかし,S2の石黒が安定したプレーで勝利。D2の藤井・妹尾ペアは活気あるプレーで試合を有利に運び,チームに最高の勢いを与えてくれました。その流れに乗って,S3の浅野が完勝,D1も最終的には逆転で勝ち,結果3-1でベスト8に入ることができました。

 準々決勝では,シード校を相手に苦戦を覚悟していましたが,S1の菅野が気迫のこもった戦いを展開して見事エース対決を制し,チームに勢いがつきました。D1の宮田・中村は前の試合同様,大変競った試合となりましたが,部長の宮田が好プレーを連発し,中村も安定したストロークを駆使して接戦をものにしました。最後はS2の石黒がしっかりと勝利し,3-0でベスト4へ進出しました。

 準決勝では,変則的なオーダーを組んできた相手校に対してS1菅野,S2石黒が勝ちましたが,D1の金沢・佐藤が健闘はするものの敗れ,S3の浅野もリードを許す厳しい展開。D2の宮田・妹尾に勝負を託す形となりました。その試合序盤は互角の内容でしたが,笑顔と気合でリズムに乗り,徐々に相手を圧倒して最終的には完勝し,チームを決勝進出に導いてくれました。

 決勝では,S1菅野,D1金沢・佐藤ペア,S2石黒が健闘し,ともに長い試合をしてシーソーゲームとなりましたが,最後は自力に勝る相手校に及ばず,0-3で敗れて準優勝となりました。しかしながら,慶祥テニス部らしいチーム力によるこの団体戦準優勝は,選手たちに努力の証と自信を与えてくれたと確信しています。

 個人戦シングルスでは,菅野が6位に入って全道大会への出場権を獲得。石黒はベスト16まで勝ち進み,代表決定戦に臨みましたが,接戦で惜しくも敗れて全道大会出場を逃しました。浅野は3回戦まで勝ち進みましたが,最後はシード選手を突破することができませんでした。個人戦ダブルスでは,出場した菅野・石黒ペアと宮田・浅野ペアがともにベスト16に入り,全道大会への出場権を勝ち取ることができました。

 日頃の部活動に協力,応援してくださっている全ての方々に心より感謝申し上げます。新人戦全道大会は,10月5日(火)~8日(金)に苫小牧市緑ヶ丘公園庭球場で行われる予定です。チャレンジャーとして,チーム全員で元気に思い切ったプレーで団体戦,個人戦にぶつかっていきたいと考えています。今後とも立命館慶祥高校テニス部にご声援をいただければ幸いです。