学校生活

2021/11/12

【2日目】

2日目は立命館大学衣笠キャンパスでの講義,嵐山散策,能楽堂での狂言鑑賞と盛りだくさんの一日です。

午前中は立命館大学衣笠キャンパスでの講義を受講しました。文系学部がならぶ衣笠キャンパスでは「社会学とはどのような学問か」「大学周辺でフィールドワークをしよう」「校則とはなぜ必要なのか?」などのテーマの講義を受講しました。

前日に引きつづき,積極的に授業に参加する姿勢が印象的でした。中学生にも分かりやすいよう,内容が工夫されていても,先生が伝える「学問の本質」は大学レベルそのもの。「本物」の学問にふれた生徒の様子からは,ふだんの授業では見せない表情や,「もっと知りたい」という姿勢が感じられました。

大学講義のあとは嵐山に移動,渡月橋や天龍寺などの名勝地を散策しました。嵯峨野の竹林を訪れたときには生徒から「すごい」「綺麗」という歓声があがりました。テレビなどで見たことがある場所に,実際に足を運び訪れる。観光客の少ない竹林でのひと時は,特別な思い出になったようです。

嵐山散策のあとは金剛能楽堂に移動,狂言の体験をしました。狂言師の方からは狂言の説明(笑い方,泣き方などの説明はとても分かりやすいものでした),代表生徒への歩き方の指南を受けました。説明を受けたあとの演目「附子(ぶす)」の鑑賞では,何度も爆笑が起き,まさに狂言を堪能することができました。

2日目の研修内容に代表されるように,「本物」にふれることができるのが慶祥の行事です。感染症下にあって宿泊研修は中断していましたが,この日,前のめりになって教授の授業を受ける姿,嵐山の竹林で感動する姿,狂言の面白さを知り,演目中に大笑いする姿は,どれも感染症流行前の「慶祥生」の姿そのものでした。引率者として,とても嬉しく思える瞬間でした。