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お知らせ

2022/01/31

日本とロシアの架け橋

 1月29日(土)、日本およびロシア政府は、札幌コンベンションセンターにおいて「日ロ地域・姉妹都市交流年」の開会式を開催しました。

本交流年(2019~2022年)は、様々な分野における日本とロシアの地域交流の発展、友好、相互理解の強化を目指しています。

 さて、本開会式において、本校高校吹奏楽部の演奏動画が上映されました。

外務省からの依頼により、 顧問の田中貴主幹のご協力を得て、 吹奏学部は直接参加して演奏する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止に係る蔓延防止等重点措置の発令により、急遽動画による参加となったわけです。

立命館慶祥は以前からロシアとのつながりを大切にし、ロシアからお客様をたくさんお迎えしておりましたが、2018年にサンクトペテルブルク第83番学校と協定を締結しました。

そして、翌2019年には、本校とサンクトペテルブルク第83番学校との間で相互訪問交流を行いました。

 SGH事業の一環として2016年度から実施しているサハリン研修を同年も実施し、本校生徒が第1ギムナジアを訪問し、学校交流を実施しました。

以上のような経緯から、今回、外務省が主催する本事業において、ロシア民謡の演奏を依頼されたわけです。

 当日は私が招待されましたので、動画ではありましたが、高校吹奏楽部の皆さんによるロシア民謡メドレーを聴くことができました。

鈴木貴子外務副大臣、鈴木直道知事、ガルージン駐日ロシア大使らが耳を傾ける中、吹奏学部の皆さんが演奏するロシア民謡メドレーが、札幌コンベンションセンター特別会議場を包み込み、オンライン参加のたくさんのロシア要人にも届いていました。

鈴木知事は、スピーチで「日本の最北端に位置する北海道にとってロシアは最も近い友人であり、大切な友人」と述べていました。

 今はコロナ禍でリアルの相互交流がままなりませんが、「Withコロナ」の時代、必ずや再開できる日が来ます。

私は、慶祥吹奏学部の奏でるロシア民謡メドレーに酔いながら、このメドレーが日本とロシア、そして、本校とロシアの学校との将来の「架け橋」となることを思い描いておりました。

(文責/校長・江川順一)


※2019年度サンクトペテルブルグ交流の様子は、以下のURLからご覧ください。

https://www2.spc.ritsumei.ac.jp/archives/18470


※2019年度SGHサハリン研修の様子は、以下のURLからご覧ください。

https://www2.spc.ritsumei.ac.jp/archives/20751