NEWS

お知らせ

2022/02/14

第9回高校生直木賞に参加決定!「新しい読書の扉を開きませんか」

 第9回高校生直木賞に参加する全国38校が発表され、本校が3年連続で参加することが決まりました。文藝春秋社が主催する高校生直木賞とは、全国の高校生たちが集まって議論を戦わせ、直近一年間の直木賞の候補作から「今年の1作」を選ぶ試みです。昨年は本校代表として高校2年生の三浦真桜さんが全国大会に出場、第8回受賞作として『雲を紡ぐ』『オルタネート』を選出しました。第9回となる今年の候補作は以下の6作品で、本校メディアセンターで貸し出しが始まっています。


逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』 早川書房

一穂ミチ『スモールワールズ』 講談社

今村翔吾 『塞王の楯』 集英社

佐藤究『テスカトリポカ』 KADOKAWA

澤田瞳子『星落ちて、なお』 文藝春秋

米澤穂信『黒牢城』 KADOKAWA


 今後、有志生徒(中学生可)が候補作全作品を読了した上で校内選考会を実施、候補作の評価を決めます。そして5月22日に開催される全国大会に本校代表生徒1名が出場、全国から集まる高校生38名の議論によって第9回高校生直木賞の受賞作が選ばれます。校内選考会は4月下旬に実施予定で、参加資格は「4月時点で立命館慶祥中高生」「6作品すべて読了」のみ。4月に本校に入学する新入生も、候補作をすべて読了すれば校内選考会に参加できます。詳細については本校国語科教諭・里見へお問い合わせください。昨年と一昨年の高校生直木賞校内選考会に参加した本校生徒のメッセージを紹介します。


鈴木雛乃(中学2年生)

 「皆さんこんにちは。本校は高校生直木賞に3年連続参加ということで、私が2年間参加したなかで感じた、高校生直木賞の魅力を紹介したいと思います。1つ目は、作品との出会いです。直木賞候補作の表現やストーリーはどれも秀逸で、文字が自分に迫ってくるような迫力を感じます。主人公と共鳴しながら、戦場でスナイパーとなり、メキシコの街を放浪し、戦国時代を駆け抜け、明治の世を歩くことができます。1冊を読み終えるごとに、知らない世界を旅してきた満足感が味わえます。これは本当に、読んだ人にしかわからない感覚だと思います。是非、皆さんにも味わってほしいです。2つ目は、その感覚を仲間と共有する校内選考会です。選考会では、自分では見つけられなかった様々な表現を再発見できます。話すのは本の内容だけではありません。筆者について、本の装丁について、言葉の描写など、隅々まで語り合います。それを思い出しながらもう1度本を読むことで、また新しい発見ができます。みなさん、新しい読書の扉を開きませんか? 皆さんとメディアセンターでたくさん語り合えるのを楽しみにしています!」


★関連記事★

高校生直木賞全国大会出場!
https://www2.spc.ritsumei.ac.jp/archives/32386

高1小山杏樹さん、高校生直木賞全国大会出場!「読書に燃えた夏を、忘れない。」
https://www2.spc.ritsumei.ac.jp/archives/28757

★高校生直木賞公式ウェブサイト★
http://koukouseinaoki.com/