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2022/08/29

高校美術部 加瀬さん 全道大会出品決定!

 8月9日~11日につどーむにて実施された高文連 第68回石狩支部美術展・研究大会にて、本校美術部高3の1名・高1の6名、合計生徒7名が参加・作品を出品しました。その結果、加瀬緑さんの作品が10月の全道大会へ出品されることになりました。

 新型コロナウイルス感染拡大により、美術部はこの数年間、部活動がオンライン授業により実施できなかったり、大会に出品する作品を制作できなかったり、ままならない時間を多く過ごしてきました。
 高3の部長、梶浦さんも最初で最後の高文連の出品であり、全員が初めてのF30号(910×727㎜)サイズへの制作の挑戦でした。以下、高文連支部大会に初めて出品した部員のコメントを一部紹介します。


梶浦拓音
『次頁(ネクストページ)』:慶祥の文芸誌「慶」をモチーフにした作品「他校から多くの作品が出品される高文連では、自分にとっては大きなモチベーションに繋がる場でした。『純粋に楽しかった』というのが今回の感想です。自分の作品の点数は100点中70点ほどです。自分自身がイメージしていた作品に近づけることが出来たということでこの点数になりました。しかし、風というイメージを導入できなかったことが減点したポイントとなります。」

中木村真由子
『出逢い』:猫とイルカが海上で偶然の出逢いを果たすシーンを描いた作品
「最初のエスキース(作品制作のためのアイディアスケッチ)で、もう少し色々設定してから描いた方が良かったなと思いました。初めてだったので、細かい部分を失敗してやり直す作業が結構あって、その時間を他の作業の時間に充てられたらな、と考えています。
でも、こういう失敗をしたからこそグラデーションの描き方や影入れの工夫などの仕方に気づけたり、色の調節などが上手くいって自分の理想により近い絵になって良かったです。」

山道美優
『80’s』:80年代のポップな色遣いを基調にした作品「(高文連では)色々な学校の作品を見ることができ、とても良い刺激を受けた。背景のネオンの光をもう少し光っているように、女の子の肌の色をもう少し明るい自然な色にしたかったので、今回の自分の作品は、65点。」

加瀬緑
『瞬きと随順』:2頭の狼の生死の対照的なシーンを描いた作品
「同じ絵を描き続けることがつらいときもあったけれど、一緒に絵を出す部員がいたから、頑張れました。たくさん成長できたいい機会だなと思いました。最後に直したい部分があったけれど、時間が足りなくて調整出来なかったので、自分の作品の点数は80点です。」


 他、自分自身の顔を元に自分の「かっこいい」と思うモチーフを詰め込んだ上原理緒の『ギラリ』、椅子の透視図法を何度も書き直し、荘厳さを出すのに苦労した小本侑果の『女王』、フレンチブルドッグの愛犬が眠りから目が覚めてまどろんでいる様子を描いた桝澤琉莉の『まどろみ』を支部大会に出品しました。
 部内では中学美術部も含めて報告会が行われ、報告会が終わった後に「高文連に出したい!」と影響を受ける中学生もおりました。

 懸命に作品を完成させ、評価の場に出品する経験を経た部員が、また新しい作品に挑戦する姿を今後もぜひ応援していただければと思います!