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お知らせ

2022/09/27

文学フリマ札幌に出店します

10月2日(日)に札幌コンベンションセンターで開催される「第七回文学フリマ札幌」に、本校文芸誌「慶」が出店します。文学フリマとは、全国で開催されている文学作品の展示即売会です。自費出版の書籍、ホチキスで綴じたコピー誌、手製本の書籍、CDや電子書籍など、一般商業流通には乗らない、さまざまな形の〈文学〉が販売されます。内容も、小説・物語・詩・俳句・短歌・ノンフィクション・エッセイ・評論ほか多岐にわたり、対象年齢やジャンルもさまざまです。北海道中の文学好き、そして道外からも文学フリークが大挙して押し寄せる、道内最大の文学イベントなのです。そんな文学フリマ札幌で、本校有志生徒が執筆・編集を手がける文芸誌「慶」の第15号と16号を販売いたします。出店ブースは「う-10」です。本校としては、2019年以来、3年ぶりの文学フリマ出店です。


今年3月に発行した第15号には、第36回全国高校文芸コンクールで優良賞を受賞した小説『遠花火』や、第20回全道高校文芸コンクールで優秀賞を受賞した詩『ラムネ瓶の底』など、13作品が掲載されています。ホチキスで綴じたコピー誌を本校メディセンターで無料配布しておりましたが、今回の文学フリマでは業者製本版を販売いたします。


第16号は立命祭特別号として制作しました。7月開催の立命祭のテーマは「ムスビカタ」。そのテーマに創作意欲を刺激された有志生徒たちが学校内文芸誌「慶」編集部とタッグを組んで文芸作品を創作、小説・詩・エッセイとジャンルは様々ですが、すべての作品が「ムスビカタ」をテーマにしています。立命祭当日、在校生および教職員に販売しましたが、用意していた100冊はすぐに売り切れてしまいました。今回の文学フリマでも、業者製本版を販売いたします。


本校に文芸部はありませんが、生徒の文芸創作活動の発表の場として2017年に文芸誌「慶」が創刊されました。中高生約10名が文芸作品をペンネームで発表しています。執筆生徒の本名は教職員にすら明らかにされておらず、謎に包まれた文芸創作集団として4年以上にわたって活動してきました。ご興味のある方はぜひ、第七回文学フリマ札幌にご来場ください。文芸誌「慶」編集長・鈴木雛乃さんのメッセージを紹介します。


鈴木雛乃(中学3年生)

「皆さんこんにちは!文芸誌『慶』編集長の鈴木雛乃です。文芸誌『慶』は10/2の文学フリマ札幌に出店します。文学フリマは、10代〜90代まで、プロ・アマもジャンルも問わず、小説も評論も研究書も詩歌もノンフィクションも集まるイベントです。今回は、札幌コンベンションセンターにて開催されます。私たちは、第15号、第16号、2つの製本版をセットで200円で販売します。第15号は高文連文芸コンクール入賞作品も掲載されており、いろんなジャンルのたくさんの作品を読むことができます。第16号は立命祭特別号ですので、『ムスビカタ』をテーマにした作品が多数掲載されています。出店場所はう-10です。皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!是非お立ち寄りください!」


★立命館慶祥中学校・高等学校文芸誌『慶』の主な活動歴★

・2017年度

中学1年生5名により編集部発足、創刊号および第2号発行。初代編集長は小山杏樹。

第12回「ふるさとを詠う」短歌コンクール【審査員特別賞】竹山結『東京に千歳に函館ふるさとはいつでもそこにあるよ私も』

第13回日能研文学コンクール【佳作】寺田ふう『Butterfly Effect』

第19回創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト【児童健全育成推進財団賞】梶浦拓音『ネコミチとさくら色のきっぷ』


・2018年度

第3~5号発行。

第56回有島青少年文芸賞【佳作】梶浦拓音『あさってのいろ』

第29回伊藤園お~いお茶新俳句大賞【佳作特別賞】寺田ふう『冬の日は寂しさ漂う水族館』


・2019年度

第5~9号発行。

札幌市民交流プラザにて「アートボランティアウィーク」に出展。

さっぽろテレビ塔にて「第四回文学フリマ札幌」に出店。

第57回有島青少年文芸賞【佳作】寺田ふう『再会』


・2020年度

第10~13号発行。

第7回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:小山杏樹)

第18回全道高等学校文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】金石紗朋『今日は二度と訪れない』

第18回全道高等学校文芸コンクール詩部門【優良賞】清水綾乃『詩の裏返し』

第18回全道高等学校文芸コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』

第9回鎌倉文学館こども文学賞【入賞】小島なごみ『追憶』

第58回有島青少年文芸賞【佳作】清水綾乃『涙に色があったなら』

第17回高岡・山町ポエム大賞【奨励賞】清水綾乃『ぎゅっと』


・2021年度

第14号(立命祭特別号)発行、300円で販売。第15号から鈴木雛乃が2代目編集長。

第8回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:三浦真桜)

第57回岐阜市文芸祭【佳作】清水綾乃『成長痛』

第19回全道高等学校文芸コンクール小説部門【優秀賞】清水綾乃『遠花火』

第19回全道高等学校文芸コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』

第23回全国高等学校文化連盟北海道・東北文芸大会青森大会出場(清水綾乃)

第36回全国高等学校文芸コンクール小説部門【優良賞】清水綾乃『遠花火』

第16回北海道小・中・高生短歌コンテスト【優秀賞】鈴木雛乃『百円のラムネのびんから見る夜空朱色の花火とじこめた夏』

第25回風花随筆文学賞【佳作】清水綾乃『追憶』

令和3年度江別市教育委員会賞(清水綾乃,鈴木雛乃)


・2022年度

第16号(立命祭特別号)発行、200円で販売。

第9回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:梶浦拓音)

第46回全国高等学校総合文化祭東京大会出場(清水綾乃)

第20回全道高等学校文芸コンクール小説部門【優良賞】後藤浩介『生まれたままのオートクチュール』

第20回全道高等学校文芸コンクール小説部門【優良賞】竹山結『シスターさんと死にたがりの僕』

第20回全道高等学校文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】清水綾乃『言葉が立ち上がる瞬間について(詩『傷あと』を用いて)』

第20回全道高等学校文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】原田佳苗『三陸の風に吹かれて』

第20回全道高等学校文芸コンクール詩部門【優秀賞】小島なごみ『ラムネ瓶の底』

第20回全道高等学校文芸コンクール短歌部門【優良賞】清水綾乃『可塑性の僕を時化へと追い出した舟はただただゆらりゆらりと』

第20回全道高等学校文芸コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』


★「第七回文学フリマ札幌」公式ウェブサイト★

https://bunfree.net/event/sapporo07/