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お知らせ

2022/10/06

【スポーツと健康 講座】車いすバスケットボール ~スポーツを通じた共生社会の実現へ向けて

 高校3年生立命館LAコースの「スポーツと健康」講座において、昨年度に引き続き「車いすバスケットボール」の授業を行いました。昨年度は実技1回のみの実施でしたが、今年度は6月~8月の2か月間、車いすバスケットボールの技術向上も目指しながらの実施となりました。

 講師は今年度も「一般社団法人HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTS」代表の斎藤雄大さんにお願いをさせていただきました。斎藤さんは札幌出身。ほっかいどう未来チャレンジ基金(みらチャレ)1期生として、障がい者スポーツについて学ぶため2018年から1年間アメリカへ留学。帰国後、北海道の障がい者スポーツの環境整備のため団体を設立。TOKYO2020パラリンピックにおいて大会役員も務められるなど、精力的に活動されています。

 8/27には本校において開催された「全国私立大学附属・併設 中学校・高等学校 教育研究集会(通称:附属校サミット)」において公開授業として実技授業を行いました。他校の先生からも「20台の車いすという規模、そしてゲームがしっかりと成り立っている車いすの授業というのはめずらしい」というお言葉もいただき、生徒も大変喜んでいました。 

 「本物に触れ、本物を体験する」教育は本校の伝統でもあります。

 今回、生徒は車いす(本物)に触れたからこそ普段とは異なる価値観や考え方に気づくことができたのではないかと考えています。

 TOKYO2020パラリンピックを契機に各地で機運が高まり活動が広がってはいますが、まだまだ障がい者スポーツへの理解は不足しています。今後も本講座をはじめとして障がい者スポーツについて考える機会を設け、共生社会の実現について考えていきます。

 今回ご協力いただきました関係者の皆様、誠にありがとうございました。

👇一般社団法人HOKKAIDO ADAPTIVE SPORTSのHPもぜひご覧ください👇

【 https://h-adaptive-s.com/ 】