お知らせ
2022/10/11
中1北海道研修に行ってきました!
中学1年生(23期生)は、9月25日(日)~9月27日(火)の日程で北海道研修に行ってきました。北海道の生活や産業について現地で本物に触れる体験を重視したものです。今回はコロナ禍のため4年ぶりで、行先を道央ニセコ方面から道東帯広方面へ変えました。初めて尽くしのプログラムでしたが、「飛び込め十勝!同心協力×一期一会」というスローガンを掲げ、入念に事前学習をして当日に臨みました。
研修1日目は、新札幌を8:30にバスで出発、十勝亭で昼食をとり、バスを乗り換えそれぞれの収穫体験先へ向かいました。酪農と畑作のいずれか、興味・関心にあわせて生徒が選択し、幕別町、鹿追町、士幌町、芽室町、新得町、浦幌町に分かれて活動しました。農家の方と対面して最初は緊張気味だった生徒達も、作業が始まると同じグループの仲間と協力して一生懸命に取り組んでいました。「牧場の徹底した衛生管理に驚きました。バスのタイヤを石灰で消毒をしたのが印象的でした。」、「ごぼうやブドウはスーパーで買って食べているけど、自分たちが食べられるのは農家さんのおかげだと再認識しました」という生徒たちの声を耳にしました。受け入れてくださった農家の皆さん、本当にありがとうございました。
研修2日目の午前は、浦幌町で12のコースに分かれて探求学習をしました。地域資源活用、IT・テクノロジー、観光、事業継承、行政、スポーツ、企業協働、人と環境にやさしい農業、副業、地域教育、パラレルワーク、浦幌の歴史と自然です。各コースの班ごとに準備してきた「浦幌の魅力を伝える提案」を発表し、講評と改善点のアドバイスをもらいました。またコース毎に「町長へのインタビュー」、「芋けんぴ作り」、「スポーツ」「麦茶作り」などバラエティに富んだ貴重な体験ができました。この活動はこれから事後学習でまとめていきます。お昼はBBQ、浦幌森林公園でジンギスカンです。炭火で焼いたお肉と野菜を美味しく頂きました。
2日目の午後から3日目の午前は産業学習です。学年を2つに分け更別村と大樹町に向かいます。スーパービレッジ構想を掲げる更別村では西山村長からスマート農業を始めとする取り組みについてお話いただきました。そして実際にスマート農業に取り組んでいる岡田農場を見学しました。質問がたくさん出て時間が足りなくなるほどでした。行政の取り組みと現場の現実の課題を両方知ることで学びが深まりました。
大樹町では、工場見学とロケット打ち上げ体験をしました。インターステラテクノロジズの工場では、MOMOロケットや現在開発中のZEROロケットの説明やどうしてロケット開発に取り組んでいるのかなどのお話を聴きました。また多目的航空公園では大樹町のロケット産業の歩みやなぜ大樹町が取り組んでいるのかといったお話を聴きました。その後、学校で制作してきたモデルロケットを打ち上げました。空高く打ち上がりパッと白いパラシュートが開くと大歓声と拍手が起きました。今は中学1年生ですが、大人になるころには宇宙が身近になっています。どこか遠いものと感じていたロケットや宇宙に興味や関心を深めました。 今回の北海道研修は、知っているようで知らない北海道の生活や産業を体験を通して学び、自分の意見を持って仲間と議論し発表する力を高め、中2京都研修、中3のNZ研修につながるように意識した研修でもありました。生徒たちは、研修各所で積極的に質問する、きちんと挨拶をする等、立派に活動してきました。自分たちでより良い活動ができるよう話し合い、自立と自律の心を高めることができました。旅先でお世話になった多くの方々に改めてお礼を申し上げるとともに、これまでご支援、ご協力をいただいております保護者の皆様にも改めて感謝申し上げます。
研修から戻り、成長した23期生の姿に喜びを感じつつ、生徒達がこの研修で得た学びを今後様々な場面で発揮してくれることを楽しみにしています。そして私たち学年教員団も生徒たちと同心協力でよりよい学校生活を送れるよう指導していきたいと思います。
これからもご支援よろしくお願いたします。