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2023/01/10

NRI(野村総研)論文コンテストで優秀賞、敢闘賞受賞!

 このたび 3年生 児玉夏楓さんが、野村総研(NRI)「学生小論文コンテスト」において「優秀賞」を受賞しました。高校部門で全国2,031件もの論文の中から、10名のファイナリストに選ばれ、野村総研(東京)でプレゼンテーションを行いました。


<参照>

https://www.nri.com/jp/news/event/lst/cc/sustainability/contest

 
 高校3年生「立命館コース」の「課題研究」では、生徒が社会課題の解決に取り組む「探究」を行い、1万字の論文にまとめる探究型の授業を行っています。夏休みに自分で選んだ公募論文に応募することが本授業の課題の一つでもあります。児玉さんは、未来に向けた社会課題の解決のテーマで定評のある本コンテストに応募しました。

 児玉さんの課題研究論文のテーマは、『「Active School」の導入によって健康的な未来を築こう』です。「日本人は世界で最も長く座位姿勢(座った姿勢)をしている」というデータから、座位姿勢が生涯にわたって影響することを指摘し、解決策として、小学校の授業の中に、学習・指導方策としての「アクティブラーニング」に加え、体もアクティブに動かせるような授業展開をしよう、という提案でした。

 プレゼンテーションの冒頭では、テーマにちなみ、審査員を含めた会場全員に起立してもらい「座位姿勢の中断」を実践していただくなど、つかみも上手でした。審査員の質問や池上彰氏の講評にも、司会者の休憩の際の案内でも、このキーワードが使われるなど、会場で終始話題になっていました。

 児玉さんは、北海道フィンランド協会主催の「フィンランドウィーク」で基調講演を聞き、その場で前フィンランド大使にインタビューし、フィンランドの同様の取り組みである「School on the Move」について取材したり、日本の学校現場や児童の実情を探るべく、千歳市の支笏湖小学校や学習塾でのインタビュー・リサーチを行うなど、積極的に取材活動を行いました。


児玉夏楓さんのコメント:
 高校3年生になり、Rコースに進学した私は、社会的課題を自分で見つけ出し解決策を提案するという、大学のゼミのような探究活動を行ってきました。多くの方にインタビューやアンケートに協力していただき、論証を裏付けるための根拠を確立させていきました。このような取り組みを行ってきた中で、NRI小論文コンテストにてプレゼンテーションを行う機会をいただけたことは、大学での学びへの自信につながりました。大変なこともありましたが、教科担当の山崎先生や江口先生をはじめ、多くの先生にプレゼンテーションのアドバイスをいただき、良い結果を残すことができました。今回の経験を活かし、大学でも勉学に励んでいきます。

 
 また、同コンテストでは、高3 立命館コース 河野 みのりさんが『「地球にやさしい」北海道産乾燥野菜のプラットフォーム』で「敢闘賞」を受賞しました。 児玉さん、河野さん、おめでとうございました。