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2023/01/18

大谷大学文藝コンテスト優秀賞!

 第10回大谷大学文藝コンテストの審査結果が発表され、本校生徒の後藤浩介さんが執筆した小説「春色フレーム」が優秀賞を受賞しました。
 本コンテストは、高校生が自らの視点で社会や日常生活を見つめ、自由な発想で作品を創り上げることにより、言葉を紡ぐ楽しさや難しさを発見することを目的として2013年から開催されています。大谷大学のウェブサイトで、後藤さんの受賞作「春色フレーム」全文と審査員の講評が公開されています。ぜひお読みください。


2022年度 大谷大学文藝コンテスト【小説部門】受賞作品

https://www.otani.ac.jp/koudai/contest/sfpjr7000000txsn.html

 
 後藤さんは、本校の有志生徒が執筆・編集・発行を手掛ける校内文芸同人誌『慶』で2018年3月からペンネームで小説を発表しています。小説「生まれたままのオートクチュール」で第20回全道高等学校文芸研究大会文芸コンクール優良賞を受賞したことに続く受賞です。後藤さんの喜びのコメントを紹介します。


後藤浩介(高校3年生)
 「小説部門にて賞を頂けたことを大変嬉しく思います。賞を頂いた小説は、主人公の女の子と、その従姉妹である『お姉ちゃん』が、指フレームを通じて絆を深め合う物語です。指フレームというのは、絵を描くときや写真を撮るときなどに構図を決めたり、画角などを決めたりするものです。それからわかる通り、二人の中で絵というのは特別な存在で、物語の中でも深く関わってきます。今回応募するにあたって字数制限が厳しく、短く簡潔にまとめなければいけなかったのですが、私は物語を凝ると文が長くなるという困った性質だったため、物語の内容だけで全てを勝負するのは避けようと思いました。それじゃあどうしよう、となったときに『絵を題材にするのであれば、風景描写に力を入れれば世界観にも合うのではないか』と思いつきました。しかし私は心理描写などを重視するのはよくあるのですが、風景描写を中心に書くというのは初めてで、色々試行錯誤を繰り返して、やがて『風景描写が二人の心を表せば、綺麗な文章になるのではないか』と思いつき、そこからは今までの心理描写の書き方と織り込みながら手探りで書いていきました。それがうまくいったのか、今回このような大変喜ばしい賞を頂けました。今回の経験は、手探りでやったからこそ、私を大きく成長させてくれたと思います。今後また小説を書く機会があれば、今よりももっと胸に響く心理描写や風景描写ができるように精進します。」


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