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お知らせ

2023/03/10

立命館慶祥高等学校 第28回卒業証書授与式

 3月2日,第28回卒業証書授与式が本校アリーナで行われました。

 今年の卒業式も感染症対策に注意しながらの開催となりました。

 一家庭保護者の参列は2名までとし、Zoomでの配信を行い直接足をお運びいただけなかった方にも同じ卒業式の時間と空間を共有しました。

 卒業生の名前を一人ずつ読み上げ、代表者が校長先生から卒業証書を授与されました。
 江川校長は、式辞の中で高校の3年間を一緒にふり返りました。 

詳細はこちらをご覧ください。

校長の式辞

https://www2.spc.ritsumei.ac.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/03/koutyou_messe_11.pdf


 送辞は在校生代表生徒会長から「世の中からは、大人、社会人などと呼ばれるかもしれませんが、そもそも『自分』」という存在は、社会を構成する一員である以前に『自分』という一個人です。最も大事にするべき自分を捨てて、社会のうちの一員であり続ける必要はないと思います。自分が一番大事にしたい価値観にマスクをつける必要はもうありません。責任があるからこそ、敢えてそこから離れて遠くから見つめることで、『自分』を大切にしてほしいと思います。」という、コロナ禍を一緒に過ごしてきたからこそのメッセージが贈られました。    

 答辞は、元生徒会長のこの言葉から始まりました。「今日、私たちは卒業の日を迎えました。みなさんは何を思いますか。ここで出会った仲間との別れを惜しむ気持ち、春からの新たな場所での挑戦に高まる気持ち。様々な思いを胸にここにいるでしょう。私たちの高校三年間は常に何かを制限され続けたものでした。授業を受けに学校に行くことができない、気晴らしに外に出ることもできない、学校に行けたと思えば食事の際は友達と話すこともできない。様々なことが制限されるなかで、私たちなりに学校生活を楽しいものにしようと努力してきましたね。中略 春から私たちは新たな場所でそれぞれの道を歩き始めます。今の当たり前がいつそうでなくなるかわからない不安定な時代を生きる私たちは、これから何度も壁にぶつかるでしょう。ですが、私たちにはここで培ったたくさんの経験、人との繋がり、会えない時も重ねてきた仲間との思い出があります。それらはきっと、色褪せることなく私たちを強くしてくれます。一人の大人として、自らの行動に責任を持ち広い世界へ羽ばたいていくことを誓います。」というコロナ禍での高校生活をふり返りつつ、強く前に進む答辞でした。

 最後は、全クラスが担任に心からのお礼の言葉を伝え、卒業生が退場しました。卒業生からのお礼の言葉に感極まって泣き崩れ、生徒がすぐ先生を支えに行き一緒に歩きだした場面もあり、大変感動的でした。

 その後、学年主任からの挨拶がありました。挨拶が終わった時、保護者の皆様から自然に大きな拍手が起こりました。

 ご卒業おめでとうございます。

 保護者の皆様、ありがとうございました。