お知らせ
2023/08/17
National Junior College(シンガポール)に共同研究訪問をしました。
2023年7月31日~8月9日の日程で、高校3年生の荻野 優花さん、高校2年生の浅野 七海さん、大平 あいさん、山道 美優さん、高校1年生の七尾 和花さん、林 隼誠君の6名が、シンガポールのNational Junior College(以下、NJC)に共同研究のために訪問交流しました。
7/31(月)18時に新千歳空港に集合し、羽田経由でチャンギ国際空港に向かいました。 沖縄付近の台風6号の影響により、予定より1時間ほど遅れましたが8/1(火)7時にチャンギ国際空港に到着し、迎えのバスでNJCに移動し、隣接するBoarding Schoolに荷物を降ろして午前は休憩、午後から訪問交流を開始しました。
1.共同研究
他の行事がなければ、平日の午前と午後、それぞれ3~4時間、途中に休憩をはさみながら、NJCとの共同研究を進めます。場所はNJCの課題研究を行っている実験室です。
6月にZoomで慶祥とNJCの参加生徒がミーティングを開始してから、SNSを使って意見交換をしてきましたが、ここで対面しながら本格的に話し合い、テーマを決めて研究方法を検討します。シンガポールと日本でそれぞれ取り組めることや準備することを決めていきます。
荻野さん、山道さん、林君のチームは、プラスチックの分解促進にかかわる研究
浅野さん、大平さん、七尾さんのチームは、マイクロプラスチックにかかわる研究
を、NJCのそれぞれ3人と組んで、進めていくことになりました。 8/8(火)のお昼前に、これまでの検討と今後の研究方針をスライドにまとめ発表しました。







2.校外ツアー
8/1(火)の午後はNational University of Singapore(NUS)で、研究を進めるためのレクチャーと施設見学を行いました。NUSは今年の大学ランキング(QS)8位でアジア初の世界トップ10入りを果たした大学です。
アジア系はもとより欧米系の学生も多くすれ違い、世界に伍する大学の雰囲気が伝わってきます。
8/2(水)の午前はNEWater(シンガポールの下水再生水処理施設)の見学です。
都市国家のシンガポールは大きな川がないため、水の再生利用に努めています。日本では下水処理後の水は河川に戻し下流の自治体がその河川水を上水道として利用することがありますが、シンガポールでは通常の下水処理をした後、NEWaterの最新技術を注ぎ天然水と併せて上水道に循環させる工夫をしていることが紹介されました。 8/5(土)シンガポールのシンボルとして名高いマーライオンがあるマーライオン公園、緑化都市としてシンガポールの顔となっているガーデンズ バイ ザ ベイを見学しました。






3.NJC交流
8/3(木)の放課後にはNJCの管弦楽クラブの皆さんと中華系の楽器にチャレンジしました。
8/4(金)の放課後は、ボルダリングクラブの皆さんと校舎に作られた施設でボルダリング体験をしました。
8/7(月)の朝は、毎週月曜に行われる朝礼で、全校生徒1900人を前にしてテラスで訪問団あいさつを荻野さんが英語で行いました。明日は訪問最後の日となるタイミングでの挨拶は緊張しつつも私たちの感謝の気持ちを伝えることができました。 8/8(火)午前は、9日のNational Day(建国記念日)の前日ということで、校内の祝賀行事に参加しました。







4.シンガポール文化体験
平日の夕方と土日はシンガポールの街に出て、ショッピングモールや街並みを見学し、フードコートやレストランで食事をしました。 かつてはマレー半島からの鉄道の駅周辺を整備したRail Mall、中華系の人たちが集まるChinatown、インド系の人たちが多いLittle Indiaなどで昼食や夕食を取り、東南アジアの食文化を楽しみました。国土が限られているシンガポールならではの独特な公共スペースの施設でスカッシュを体験したりしました。






8/8(火) 8日間にわたるNJC訪問を終え、午後チャンギ国際空港に向かいました。東南アジア有数のハブ空港で、9日(水)未明に出発して羽田空港で乗り継ぎ、14時過ぎに新千歳空港に到着しました。
この訪問交流は、「国際共同研究プログラム(シンガポールNJC)」の一部で、今後、日本とシンガポールでそれぞれ研究を進めていき、11月下旬にはNJCの一行が日本にやってきてそれまでの研究成果を共につき合わせて、まとめていく予定です。