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観光では体験できない「本物」の体験!!

コラム

マレーシア・ボルネオ島の国立野生生物センターで自然保護について学ぶ

オランウータンは「森の人」と呼ばれる、絶滅危機に瀕する野生動物。マレーシア研修では、オランウータンをはじめ、マレーシア・ボルネオ島の森にすむ野生生物保護支援について学びます。ボルネオ島の国立野生生物センターでの保育、植林、施設の修繕活動を行う中で、自然保護について考えます。生徒たちがどのような活動を体験したのか、ご紹介します。

30度を超える気温の中、野生生物とその保護について考える

現地に着いた生徒たちは、まずマタンワイルドセンターで英語の洗練を浴びました。センターの説明と講義を聞き、昼食を食べた後、午後は活動の始まりです。保護されている動物の檻の掃除班とオラウータン保護グループの2班に分かれ活動し、夜は大学の教授による環境破壊についての講義、そして夜は熱帯雨林に入りナイトウォークと盛りだくさんの内容。30度を超える気温の中、生徒たちはみな必死に頑張っていました。

翌日の午前中、セメンゴ野生動物リハビリセンターに行き、野生のオラウータンを見ました。その後、アナライズ村のビダユ族でホームステイ。観光がほとんどないのがマレーシア研修の特徴の1つです。

生徒たちの感想

生徒たちの感想をご紹介します。

「熱帯雨林の減少の大きな原因の1つとして挙げられるのが、人の手による森林伐採や不注意で発生する山火事があります。お金が無いから森林伐採をしてお金を得るという負のサイクルができてしまっているので、まず経済発展させること、そして人々の生計と生活を政府が支えていかなければ行けないと感じました。

そしてその根幹にあるのは教育の差だと考えます。教育をしっかりして経済を回せる人材をつくり、森林を守って行かなければいけないという環境保全についての教育をしていくべきだと思いました。」

「今まで国内外問わず観光地にしか行ったことがなかったので、衛生環境が整っていなかったり、使う道具のバリエーションが少なかったり、かつ便利とは言えないと思えるような物を当たり前に使用していることにまず驚きました。それを日常として生きてる人達の中に自分たちがお邪魔して働かせていただいたり、泊まらせていただいたり。それが自分には凄く新しい体験だった。自分たちには普通の日常があって、当たり前にある物や、していることがある。でも同じようにそこに生きている人たちにもその人たちなりの居場所があって日常がありコミュニティがある。文化も言語も何もかも違うけど同じ人間で自分たちの範囲で生きてるだけなんだな、と感じた。それは実体験することが多かったからだと思う。」

「昔から動物が好きで日本で見ることができない野生動物の保護制度や具体的な保護の仕方に興味があり、実際に現場を見たいと思い参加しました。そこではオランウータンの餌作りのお手伝いをしました。大きな葉っぱにハチミツを塗り、その上にナッツなどの穀物系のものと果物を置き、それを包んで紐で結んで与えます。するとオランウータンは、紐をほどき、餌を食べます。嫌いなナッツなどがあれば、口から器用に出し、それだけ残すと聞いて笑ってしまいました。動物園ではない姿がそこにはありました。」

本物を学べるフィールドが待っている

 立命館慶祥高校の海外研修では、まさに机上だけの勉強では分からない「本物を学ぶ」体験ができます。あなたなら、どの国を選びますか?世界と繋がる体験が待っています!

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