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子どもが中学受験にやる気がない時は?効果的な対処法を解説

コラム

「子どもにはどうすればやる気を出してもらえるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。いつまでも勉強を始めなかったり集中できなかったりすると、不安になりますよね。

中学受験を控える子どもはまだ小学生で遊びたい盛りのため、勉強をしたがらない子が多いのが実情です。

そこで、やる気がなくなっているかどうかの見極め方や、やる気を出させる方法と注意点を解説します。中学受験を控える子どものやる気低下が気になっている保護者の方は、是非参考にしてみてください。

本当に子どもは中学受験にやる気がない?

中学受験におけるやる気とは、学習意欲のことをさす場合が多いです。
「知らないことを知りたい」「もっと勉強したい」などの感情を持っている状態が、やる気がある状態です。

「なぜ子どもが勉強をしたがらないのか」を知るために、まずは中学受験にやる気がない理由を3つ紹介します。

やる気がなくても勉強する癖がついていないため

「勉強ができる子=勉強が好き」と思っていませんか。勉強ができる子の中にも、仕方なく勉強している子はいます。

嫌でもとりあえず机に向かって勉強するうちにやる気が生まれ気づけばはかどっているケースもあるのです。そのため嫌でも勉強する癖がないと、勉強もはかどらず、さらにやる気が落ちる可能性があります。

自己肯定感が下がっているため

人間は外部と内部の刺激を受けてやる気が起こります。
外部刺激によるやる気は、刺激に慣れるため長続きしないことが多いです。例えば褒められたり怒られたりなど、アメとムチによるやる気のことです。

一方で内部から湧き出たやる気は、長く続きやすい傾向にあります。問題が解ける楽しさを味わったり、面白いと率先して学習したりすることです。

後者のやる気を引き出すために重要なのは自己肯定感。つまり自分を認められる子どもは、自発的に勉強できる傾向にあるのです。

勉強したくない理由が他にあるため

子どもが勉強をしないからといって、中学受験にやる気がないとも限りません。勉強をする気になれない何らかの原因が隠れているかもしれないためです。

人間関係で悩んでおり勉強が手つかずになっている、体調が悪くて勉強ができないなどの可能性もあるでしょう。そのため、やる気がないように見える原因を子どもに直接聞くことも大切です。

ちなみに、立命館慶祥中学校に通う学生の保護者の方にアンケートを取ってみると、親の悩みとして「子供のやる気がない」と答えた方は28.5%でした。


立命館慶祥中学校とは?

江別市にある立命館慶祥中学校は、「世界に通用する18歳」の育成をテーマに、一人ひとりの夢を実現する学力指導を行います。具体的には、英語と数学の少人数・習熟度別授業や高校の学習内容の先取りなど、一人ひとりの伸びに合わせて学力を育成します。

生徒一人ひとりに向き合う立命館慶祥の教員は、中学教員のプロでありながら、全国の大学入試について熟知しています。様々な言語や方言を使い、生徒の視野を広げ、夢の探し方、実現の仕方を専門的にアドバイスし、6年間責任をもって指導します。

中学受験にやる気を出してもらう方法9選

子どもに中学受験のやる気を出してもらうためには、やる気がなくても勉強してもらう・自己肯定感を上げる・自発的な学習意欲を引き出すといった、3つのポイントが大切です。
このポイントに基づき子どものやる気を高める9個の方法を紹介します。

解ける問題から解いてもらう

まずは簡単な問題や解ける問題、間違いにくい問題から解かせてみましょう。
勉強を始める際はすぐにやる気が出ない子どもも多いため、とりあえず机に向かってもらうためです。間違うのを恐れてやる気が低下している子どもにもおすすめです。
小さな目標から始め、できたら新しい目標を設定することで、徐々に自信もついていきます。

塾や家庭教師を活用する

子どものやる気がない場合は、中学受験専門塾への転塾や入塾を検討するのもおすすめです。
中学受験を控える子どもにとって、周囲の人間はやる気を起こす刺激となるためです。中学受験専門塾には、同じく受験を控える子どもがおり、ライバル心や安心感が芽生えます。

子どもと一緒に勉強する

なかには周りに人がいる方が安心して勉強できる子どももいます。一人で勉強していると「なぜ自分だけ勉強する必要があるのか」と疑問や不安を感じるためです。

塾には同じく勉強している子どもがいますが、家には家族の方しかいません。空き時間や休日などの手が空いている時は、子どもと一緒に勉強するのもよいですし家庭教師を雇うのも一つの方法です。

子どもに質問をする

子どもがやる気がない時は、保護者の方が質問してあげましょう。質問することで目標が明確になったり、勉強の自主性が高まったりします。

質問の例は「どの中学校に入学したいのか」「将来は何になりたいのか」「今日は塾で何を学んだか」「今日は何を勉強するのか」などです。

子どもが回答に困っている場合は、「今日は計算問題と漢字ドリルのどっちにする?」などと、二択で聞くと選びやすくなります。

そして保護者の方は、子どもが自分で決めた目標を温かく見守る姿勢が大切です。

志望校へ見学に行く

志望校が決まっている場合は学校見学に行き、入学後のイメージを膨らませてあげましょう。志望校合格という目標があっても、子どもは勉強する意味を忘れる場合があるためです。
親子で志望校の行事や見学会に参加し、定期的に目標意識を高めるとよいです。

保護者の方がスケジュール管理をサポート

とくに膨大な宿題をこなす前は、やる気が低下しがちに。
その場合は保護者の方が時間配分を決めてあげるとよいです。子どもの自主性は大切ですが、なかには計画を立てるのが苦手な子もいます。

他にも休息日を設けたり家族で出かけたりと、気分転換させるのもおすすめ。保護者の方はオンオフの切り替えをサポートしてあげましょう。

やる気が出る作品に触れさせる

勉強の休憩時間や休日には、やる気の出る作品に触れさせるのもおすすめです。
本や漫画、ドラマ、映画には、主人公が目標に向かって成長していく物語の作品も多くあります。他にも音楽鑑賞や旅行など、子どもの感性に触れるものを提案してみてください。

学習環境を整える

保護者の方は家の中の学習環境を整えることで、子どものやる気をサポートできます。
遊びに気を取られ、勉強を後回しにしてしまう子もいるためです。
子ども部屋や勉強机の周りにある、ゲームやおもちゃをなくすなど、勉強に集中できる環境づくりを心がけましょう。

褒める、ポジティブな声かけをする

保護者の方は褒めたり、ポジティブな声かけをしたりするよう心がけましょう。褒められたことで勉強の自主性が上がる子もなかにはいます。

また褒める時は具体的に褒めるとよいです。「○○したから○○ができたんだね」と過程を褒めると、頑張り方がわかるきっかけにもなります。

長期戦となる中学受験は、子どもにとって辛いと感じる場面が多々あります。思うような点が取れなくても叱るのではなく褒めることが大切です。

やる気を失わせない為には接し方も注意

子どもの成績が上がらないと、怒りたくなる方もいると思います。大切な我が子の将来を考えると、熱が入りつい感情的になってしまいますよね。

しかし、怒る行為は余計にやる気を低下させる恐れがあるため逆効果です。保護者の方は下記点に注意し、子どもに接するようにしてみてください。

  • 怒らない
  • 命令しない
  • プレッシャーをかけすぎない
  • 過干渉になりすぎない
  • 勉強を無理やりさせない
  • テストの点数に一喜一憂しない

大切なのは子どもの気持ちです。子どもとコミュニケーションを取り、悩みや望みを聞き出し、最適な言葉をかけましょう。

先生や講師などに相談するのもおすすめ

中学受験中の子どもはやる気がなくなることも多く、同じく悩んでいる保護者の方はたくさんいます。

やる気がなくなった場合は、紹介した対策法や声かけを行ってみてください。それでも改善されない場合は学校の先生や塾の講師に相談し、アドバイスをもらうとよいです。

他にも同じく中学受験を控える保護者の方に相談すると、解決策が見つかることもあります。保護者の方も一人で抱え込まず、息抜きしながら子どもをサポートしてあげましょう。

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