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立命館慶祥の中学入試は難しい?合格には早期対策がおすすめ!

コラム

北海道内でもトップクラスの難関中学とされる立命館慶祥中学校。立命館慶祥の中学入試受験を考えているなら、事前に偏差値や出題傾向を把握して、できる限り早めに対策を練ることが大切です。

そこでこの記事では、立命館慶祥の中学入試に必要な情報をまとめてご紹介します。教育理念や特色に加えて、偏差値・進学先・就職先、そして過去問題から分析した出題傾向などを解説。合格に向けた早期対策のために、ぜひ役立ててください。

立命館慶祥中学校の特徴と偏差値についてご紹介

「立命館慶祥中学校」の正式名称は「立命館慶祥中学校・高等学校」。立命館大学が設立した直属の、中高一貫教育を行う付属校です。

「『世界に通用する18歳』の育成」を学校目標とし、生徒一人ひとりの夢を実現させるための学力指導と教員力、国際教育の3つをカリキュラムの柱とし、世界で活躍できる人の教育を目指しています。

立命館慶祥中学校の特色

立命館慶祥中学校では中学3年生を高校0学年と位置づけ、中学1・2年生を基礎的な学力と思考力を養う「The Basic Stage」とし、高校0学年で実践力・判断力・表現力を高める「The Active Stage」へと進みます。

高校3年生では「SPコース」「立命館コース」「難関大コース」の3つのコースにわかれ、1年をかけてそれぞれの進学先への合格を目指します。

つまり、1年先取りをしたカリキュラムで中学3年生時に高校レベルの授業が開始されるため、難関大学への入試に有利で、将来に向けた学力を十分に育める学校だと考えられます。

立命館慶祥中学校のコース分類

立命館慶祥中学校は「一貫コース」と「SPコース」の2つのコースがあります。

SPコースでは、東京大学・京都大学・医学部医学科などの難関大学入学を目標として学習を深めています。一貫コースは、SPコースと進度は同じで、基礎学力が定着するように、英語は中1から、数学は中2から少人数・習熟度別2クラス3展開を実施しています。進級の際に一貫コースとSPコースの入れ替えがあります。

立命館慶祥中学校の偏差値は?

立命館慶祥中学校の偏差値は調査した模試により多少変わりますが、おおむね「58〜61」です。この偏差値は北海道内の私立中学校の中でもトップクラスであり難関校と言えます。

立命館慶祥中学校への中学入試を検討されているなら、十分な学力向上をはかっておくべきでしょう。

立命館慶祥中学校・高等学校からの進学状況はどう?大学進学について紹介

「世界に通用する18歳」を学校目標としている立命館慶祥中学校の、大学進学先について気になる方も多いでしょう。

2022年度の立命館慶祥高等学校大学合格速報によると、次のような大学へ多くの合格者を輩出しました。

                                 
東京大学 4名(4名)
京都大学 2名(2名)
医学部医学科 34名(14名)
北海道大学 13名(8名)
大阪大学 6名(3名)
国公立大学 78名(53名)
慶應義塾大学 28名(23名)
早稲田大学 11名(9名)
※( )内は現役合格

上記をはじめ、上智大学・東京理科大学・国際基督教大学・GMARCH・関関同などの難関私大に多数合格しています。

         
立命館大学 153名
立命館アジア太平洋大学 8名

系列大学への進学と、東京大学や京都大学、医学部医学科をはじめとした他大学へ進学する生徒が約半数ずついます。

立命館慶祥中学校を受験するなら過去問もチェック!傾向を解説

立命館慶祥の中学入試は北海道内でも難関です。入試を受けるなら過去問題を確認し、小6次には出題傾向を把握してから学習を進めることで合格への道が近づきます。

立命館慶祥中学校の過去問は学校公式ホームページの入試情報で紹介されており、問題とともに答案用もダウンロードできるので、中学入試前にじっくりとやり込んでおくのがおすすめです。出題傾向は試験ごとに下記を参考にしてください。

一般入試

一般入試では、読解力・表現力・思考力を問う問題が多く出題される傾向にあります。

                           
科目 特徴
国語 問題文のレベルが高く語彙力が必要とされる。記述問題や長文を読み、意見を穴埋めする問題もある。
算数 図形・文章題・規則性・数列に関する問題が多い。出題範囲が広く実践的な応用力が必要。
社会(地理) 出題の約半分を占める。都道府県の位置・農業・工業・文化などの基本情報やグラフの読み取りなど。
社会(歴史) 出題の約半分を占める。歴史資料からの読み取り力が必要となる記述問題と、基本的知識。
社会(公民) 出題数は少ない傾向。人権・選挙に関する問題が多い。
理科(化学) 計算問題が多く、グラフ記入の問題もある。
理科(生物) 思考力が問われる問題が多く、計算過程の記述が必要な問題もある。グラフの読み取りなど。
理科(地学) 大地・天体・地層などの基本的な知識を問う。記述問題もある。

一般入試ではまず、問題を正しく読み取るための読解力が必要です。またグラフや表を読み取ったり、自分の意見を記述させたりする難易度の高い問題が多く出題される傾向です。ただ公民と地学は基本的な知識を問う問題が多く見られます。

SP入試

立命館慶祥のSP入試では、一般入試以上に思考力と表現力が問われる問題が多いのが特徴です。

                           
科目 特徴
国語 語彙力が必要とされる問題が多く、80〜100文字の記述問題が出題されることもある。
算数 図形の性質を利用した計算問題や、グラフの読み取り、図形の特徴を証明する記述問題など。
社会(地理) 都道府県の位置・農業・工業・文化などの基本情報やグラフの読み取り、地形図の読み取りなど。
社会(歴史) 資料からの読み取りが必要となる記述問題、基本的知識。歴史の流れの把握を問うなど。
社会(公民) 人権・裁判所・国際社会に関する問題が多く、長文の記述問題が出題されることもある。
理科(化学) 計算問題が多く問題の前に長文が記述されることもある。時間配分の配慮が必要。
理科(生物) 出題範囲が広く、グラフや表を読み取り、計算して解く応用力が必要とされる問題もある。
理科(地学) 大地・天体・地層などの基本的な知識と思考力を問う。記述問題もある。

SP入試ではグラフや表から読み取った結果を用いて、さらに計算により答えを出すという複合的な問題が出題される傾向です。社会では地理・歴史・公民の複合問題が出題されたこともありました。

立命館慶祥中学校は難関!小学生のうちにしっかりとした準備を

過去問題からの出題傾向を見てもおわかりいただけるように、立命館慶祥中学校は中学入試において難関といえます。ただその試験を突破した先には、質の高い教育と難関大学への合格、世界へと羽ばたける未来が待っているはずです。

立命館慶祥中学校のように難関中学を受験するなら、小学生のうちにしっかりとした準備をすることが大切。中学受験に対応した学力や思考力、応用力を養い受験に備えましょう。

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